「男性看護師はスタートダッシュしなくていい」
どうもつかさ@パーソナルプリセプターです。
「同期より仕事ができなくてだめだわ」
「同期どころか後輩より仕事できんわ」
こう思っている男性看護師がいたら、ちょっと聞いてほしい。
「焦んなくていいから!」(大声w)
まわりと比べて、仕事できないなー遅いなーと思っているの、もったいないぞ。
というエピソードが先日ありました。
それはある日のロッカールーム
日勤を終え、ロッカーで着替えていたつかさ。
そんなとき、同じ列のロッカーにひとりの男性が来ました。
「あ、たしかオペ室の男性看護師くん。久しぶりだ」
彼は、男性看護師で、2年目。
元々手術室に配属でした。
つかさと部署は違ったんですが、新人研修で見かけていたのでなんとなく顔は覚えていました。(つかさの病院では、先輩看護師が1年目の看護技術研修に借り出されます。そこにつかさも毎年に出ている)
しかし、手術室の看護師はロッカーが分かれているので、不思議に思い声をかけてみました。
「あれ?手術室だったけど、ロッカーはこっち?」
「実は、今年度から病棟になったんです」
どうやら、部署移動していたようです。
話を聞いてみると、
・手術室では仕事がなかなかうまくできず、病棟配属に配置転換してもらった。
・病棟でも業務で覚えることが沢山あり、まだまだ不慣れなところ。
こういった状況とのことでした。
「そっかー。手術室にいたとはいえ、病棟も1年目みたいなもんだもんね。そりゃまだ慣れないよね」
「そうなんですよ、めちゃくちゃ覚えることも多くてあたふたしてます」
「うんうん。でも、焦んなくていいと思うよ。1個1個できるようになれば、いつかちゃんと1人前になっているから」
「え、そうですか??」
「うん。焦ると、変なプライドを持っちゃう可能性もあるし、正直に分からないことは認めて、1個ずつできないことをできるように変えるだけでも1年目は十分だよ」
「そうなんだ・・」
「絶対じゃないけど、看護師の業務って女性が有利ってか得意だからさ。ましてや、集団としても女性が多くて、女性主体の職場でしょ。だから、女性の新人看護師がすべりだしが上手くいくのってまあ当然と思うんだよね。だから男性看護師の我々は、焦ってスタートダッシュを狙わなくていいと思う。長い目で見て、ゆっくり1人前になれば、ちゃんと3年目5年目で安定してくるから」
すこし驚きの表情をみせる新人(2年目)くん。
「ホントですか。でもたしかに、1年生の方が自分より全然仕事できるなって思っていました。それも焦ってたんだと思います」
「そうだよね。でも、大丈夫。焦んなくてもいいよ。ちゃんと振り返りして、毎日出勤するだけでも満点だよ」
ちょっと笑顔になり、柔らかさが出て来ました。
そのあとも少し話をしましたが、同じ病棟の先輩でも、このような話をする機会はなかったそうです。そのあと、病棟看護の業務のコツをちょっと教えて分かれました。
また、院内で見かけたときには声かけてみようと思います。
焦りがちな男性ナース
けっこう男性看護師あるあるかもしれませんが、看護師1年目や2年目で同期や後輩の看護師と比べてしまうケースがあります。
「頼りになる男性になるべき」
「なんでもできる男子がかっこいい」
まあたしかに理想はそうなんですが、これらの価値観が原因かと思っています。
專門職業である看護師は、やはり現場で学ぶことが多いです。みんなそこは一緒なので、男女ともに初めはリアリティショックなど苦労する点もあるかと思います。
なので1年目から大活躍できることは、そこまで想定していなくて大丈夫。
たまに「おお、頼りになるな」という1年目から抜きん出る新人もいらっしゃいますが、珍しい方です。
ましてや、女性が多い職場では、やはり女性の新人看護師のほうが適応がしやすいと考えるのが一般的でしょう。なので、適応力という観点では、女性のほうが有利と言っていいと思います。
なので、つかさ@パーソナルプリセプターはこういうケースに「まずは職場に慣れよう。そして1個1個できるようになろう」と伝えています。
短期的に見てスタートダッシュはできなくても、ちゃんと1つずつ学んでいけば、おのずと職場でも頼りになる存在になります。長期的な視点ですね。
ここの考え方は知るだけで楽になれるので、ぜひぜひ男性新人看護師さんにおすすめです。
もし「このケースはどうなんですか?」など質問あればぜひツイッターまで!
最後に
はい!本日は以上となります。
男性の新人看護師さんにむけてのメッセージ「スタートダッシュしなくていい」でした。
こんな感じで、このnoteでは、男性看護師や新人看護師にむけたワンポイントアドバイスやコラムを発信しています。もしよかったらつかさ@パーソナルプリセプターをフォローしてください。Like・スキのボタンを押してくれたら、とても喜びます!
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それでは、読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!