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「美意識」が求められる。
今日もありがとうございます(^ ^)
会社の将来を担うであろうと期待されている幹部候補が参加する研修には様々なものがあります。そんな研修の中に、アートスクールや美術系大学が提供するトレーニングがあり、グローバル企業の幹部も学び始めているのだそうです。
グローバル企業の幹部がアートを学ぶのは、なぜなのでしょうか?
私の日常範囲では想像がつかないようなお話ですが、今回、私がこのようなことを知るきっかけとなったのがこちらの書籍です。
組織開発、イノベーション、リーダーシップ育成などを専門とされる山口周さんの著書です。高度な内容も多いですが、刺激になるお話に触れらる本です。
学びを残したいと思います。
□グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、あるいはニューヨークやロンドンの知的専門家が、早朝のギャラリートークに参加するのは虚仮威しの教養を身につけるためではありません。(中略)これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、ということをよくわかっているからです。
□一つ目は、(中略)「正解のコモディティ化」という問題です。(中略)正しく論理的・理性的に情報処理をするということは、「他人と同じ正解を出す」ということでもあるわけですから、必然的に「差別化の消失」という問題を招くことになります。
□「VUCA」とは「Volatility=不安定」「Uncertainty=不確実」「Complexity=複雑」「Ambiguity=曖昧」という、今日の世界の状況を表す四つの単語の頭文字を組み合わせたものです。(中略)このように様々な要素が複雑に絡み合うような世界においては、要素還元主義の理論思考アプローチは機能しません。
□全体を直覚的に捉える感性と、「真・善・美」が感じられる打ち手を内省的に早出する構想力や想像力が求められることになります。
□クオリティの高い意思決定を継続的にするためには、明文化されたルールや法律だけを拠り所にするのではなく、内在的に「真・善・美」を判断するための「美意識」が求められることになります。
□絵を描くことはリーダーに求められる様々な認識能力を高めることがわかっており、実際に自ら芸術的な趣味を実践しているという人ほど、知的パフォーマンスが高いという統計結果もある。
一回読んだだけでは十分に分からないことも当然、多々ありますが、自分が経験を積んで成長した後にまた読み返してみたいと思う内容でした。
今日も来ていただきありがとうございます。
「今は "よく分からない本"」に触れることは大切ですね。
それでは、素敵な一日をお過ごしください(^ ^)
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