お金を借りるとは?【1日5分おかねの勉強】
お金を借りる前に金利を理解することが大事
お金を借りるときには必ず考えなければならないのが金利です。皆さんはクレジットカード使ったことありますか?クレジットカードを使うということは、お金を借りることです。また、銀行融資という言葉を聞いたことありませんか?融資とは、資金を融通することを意味します。そして、金融機関が法人個人問わず利用者に対して資金を貸し出す際に融資という言葉は使われます。融資とは簡単に言うと、お金を借りることです。
前回の記事では、金利とは具体的にはどんなものかについて触れました。
この金利、どのように計算されるか、またその種類についても重要な知識です。なぜならば、それがお金を借りる際に必要な知識となるからです。今回は、金利の設定方法や計算方法、お金を借りるとはどう言うことかについて記事にしました。
利息の種類
利息の種類には、「単利」と「複利」の2種類あります。預ける期間が長ければ長いほど大きな違いとなります利息の種類についての知識は抑えておいた方がいいです。
それぞれを簡単に一言で説明すると、単利とは最初に預けた元本に金利をかけ利息を計算する方法のことで、複利とは支払われた利息を元本に加えて利息を計算する方法のことです。
単利の場合は、元本が変わりませんので利息として受け取る金額は毎年同じです。複利の場合は、元本にプラスして過去の利息も元本に加わるので利息の額も元本の額も毎年増えていきます。
単利と複利
単語の意味は理解しても、それがどのくらいの影響があるのかは意外と分かっていない方が多いかもしれません。では、ここで質問です。
金利1%の違いはどのくらいあると思いますか?
答えを考えるにあたり「72の法則」を知っておきましょう。聞いたことがある方もいるかもしれませんが、「72の法則」は資産運用で知っておいた方がいい重要な法則です。
例えば、100万円を年利1%で運用し続けると、72年後に2倍の200万円になっているというふうに使います。これは複利ですので、単利の場合だと100万円が200万円になるのは100年後ですね。2倍になる期間を年利1%で比較してみると28年もの差が付きます。これはとても大きな違いですね。
金利についてはお金を借りる際も資産運用する際も重要な知識です。
お金を「借りる」ということは「収入の先取り」
皆さんがお店等でを購入する時は「お金を貯めてから買う」というのが通例です。
しかし、皆さんはクレジットカードで支払ったことはありませんか?
クレジットカードで支払うということは、皆さんがお店等で買い物したときの代金を後払いにすることです。クレジットとは、利用者・加盟店・カード会社の三者間の契約で、カード会社に代金を立て替えてもらうことです。つまり、一時的にとは言え皆さんがクレジットカードを利用するとは、カード会社からお金を借りているということです。
クレジットカードには、一括払いのほかに、数回に分けて支払う分割払いやリボ払いもありますが、分割払いやリボ払いは手数料が発生する点も注意しなければなりません。クレジットカードでは、ショッピング以外に、キャッシング、つまり現金の借入を行うこともできますが、その場合でもクレジットカードを使うということはお金を借りるということなのです。
この「お金を借りて買う」と言うことは、「お金を返す」と言うこととセットです。つまり、お金を借りるということは将来の収入の先取りなのです。
このため、ものを買うために「お金を借りたい」と思ったときには、そのお金を返せるかどうか、よく考えてみる必要があります。
お金を借りる仕組みである以上、金利がかかります。取引によってはかなりの高い利子が取られます。1~2回の分割払いであれば金利はかかりません。しかし、それ以上の分割払いになると10%以上の金利が取られます。キャッシングは最も高くて15~18%になっています。
利息制限法により上限金利は定められており、借入額が10万円未満:年20%まで、借入額が10万円以上100万円未満:年18%まで、借入額が100万円以上:年15%までとなっています。毎月一定額を返済するリボルビング払い(リボ払い)は、12-15%の手数料がかかります。これは借金の元本の部分がなかなか減らない支払い方法なのでトータルの支払いは結局は大きくなることに注意してください。
つまり、お金を借りる際には金利の性質を十分に理解しておく必要があります。
さいごに
今回は、「お金を借りるということがどういうこと」かを知ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。