GDPってなに?【1日5分おかねの勉強】
『GDP』ってなんだろう?
ニュースでよく見る『GDP』ってなんだろう?
ニュースなどで、日本はGDP世界第三位の経済大国である、と言ったような言葉を耳にしたことはありませんか?
実は、この「GDP」という言葉は小学校6年生の社会で習います。
GDPとは
GDPとは、「Gross Domestic Product」の頭文字をとったものです。GDPは日本語で『国内総生産』と訳されます。
辞書によると
一国の領土内で行われた生産活動によって一定期間(通常1年間)内に生み出された価値額の合計、と書いてあります。
なんだか難しいですよね。もう少し簡単な言葉で言い表してみます。
GDPを簡単に一言で表せば
「日本国内で生み出された利益の合計」です。
ここでも利益とは、会社が加える価値(付加価値)と考えても構いません。
まだ、ここまで聞いてもふんわりしている方も多いかもしれません。
例えば
みなさんの子どもがお店で100円のジュースを買う場面を考えてみてください。
例なので、日本には「ジュース会社」と「お店を経営している会社」の2社だけとします。
ジュース会社
材料が10円かかったジュースを50円でお店に売ります。
お店を経営している会社
50円でお店にジュースを仕入れるために買います。お店では、100円でお客さんに売ります。
ジュース会社
50円 - 10円 = 40円の利益(付加価値)があります。
お店を経営している会社
100円 - 50円 = 50円の利益(付加価値)があります。
日本には「ジュース会社」と「お店を経営している会社」の2社だけなので、GDPは40円と50円の合計の90円となります。
つまり、日本では90円分物やサービスに対する付加価値がついたということです。
GDPでなにがわかるの?
このGDPによって国内でどれだけの付加価値が産み出されたのか知ることができます。その数値によって国の経済規模を知ることができます。
そのため、GDPは国の経済状況を知ることのできる指標と言われています。