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ワーキングマザーのための制度って何が正解なの?
こんにちは。ペルソナの清水です。
最近は、地震や豪雨など予想外の出来事が多くなってきていて、ワーキングマザーにとっては離れている我が子が心配になります。私も先日の地震で自宅が強めに揺れたことで心配になり、仕事を中断して娘を迎えに行くといったことがありました。
ペルソナはフルリモート環境でワーキングペアレンツが複数いるのでその点の理解が得られやすく、子育てしやすいのでありがたいと思っています。ワーキングマザーにとって、職場環境は企業を選ぶ条件の中で大きな割合を占めています。
ワーキングマザーのための制度
自身も3人の子供を抱えるワーキングマザーの友人Aさんは、中堅規模の上場会社で総務部長として管理職についています。自身の経験を活かして、ワーキングマザーが働きやすい環境作りを設計しようとしているものの難航しているとの話でした。
上長からの理解を得ることが難しく、設計していくものが何がよいのか迷路に入っている感じでした。
男性の上長は2人のお子さんがいて子育て中の女性にも理解がありますが、奥様が専業主婦で子育てを任せることができる環境ということもあり、ワーキングマザーの本質を理解してくれてはいないようです。
今回のAさんの提案も、ワーキングマザーがキャリアを築きやすくする方法を念頭に置いたものだったようですが、実際に会議で話されたのは時短勤務・軽めの業務を割り振るといったようなステレオタイプの部分のみの話し合いになったそうです。
制度化の難しさ
実際に、時短勤務や業務量の調整といったところもワーキングマザーとしては働く環境においてありがたい制度であり心遣いです。実際に多くの企業で導入されており、募集内容でもよく目にします。
しかしながら、ワーキングマザーがキャリアアップを求めていく中で、時短勤務や業務量の調整は不利にはならないと言い切れるのかは疑問が浮かぶ点ではあります。
一見、ワーキングマザー目線のようにも感じますが、キャリアと家庭のバランスに関しては人ぞれぞれです。子供の健康状態や性質にも左右されますし、周りのサポート体制、金銭的な事情などすべてを配慮していくと、ある一定条件のワーキングマザーにとっては優しい制度であるけれども、別のワーキングマザーにとっては全く使うことのできない制度だったりします。
さらに言えば、制度があるがゆえに子供の体調不良などで100%パフォーマンスが出せない人に時短を促すケースが出てくるなど、優しさの押し付けや決めつけになりかねない配慮かもしれません。
マイノリティからマジョリティに
以前、私が外資系企業に所属していた時に産休復帰後に所属したチームが10人程度で、ワーキングマザーが1人のみで残りのメンバーは独身といったことがありました。上長は家庭はあるものの奥様に育児を任せており、仕事100%の生活を送っている方でした。
チーム内は1人いたワーキングマザーが子育てをしながら働く女性の代表者のような感じで意見を通しており、ありがたい部分と自分に当てはまらず非常に困った部分がありました。上長に訴えてもなかなか聞き入れてもらえず、何とか調整して涙をこらえながら乗り越えた経験があります。
その後徐々に、会社全体で産休復帰する女性が増えてきたため色々な状況のワーキングマザーに寄り添った制度が構築されていきました。
マイノリティだったワーキングマザーがマジョリティになり、それが力となり改革が行われました。自分に合った制度を選ぶことができる環境であることで、家庭とキャリアの重さの比率が違うワーキングマザー同士でも遠慮することなくダイバーシティが確立された状態で働くことができていたと思います。
目線を変えたアプローチで進んだ一歩
この経験から友人Aさんとは、ワーキングマザーがマイノリティにならないために、会議に参加する管理職のメンバーの女性比率だったり家庭にも比重を置いてる男性だったり、共働きで家事比率が半分の男性など多様化することができたら目線が変わるかもしれないねという話で落ち着きました。
その後Aさんは、ワーキングマザーの制度改革のためにダイバーシティコミュニティを立ち上げ意見を交換していく場を設けるなど、違う観点からのアプローチに進んでいると言っていました。
業種や規模感から各企業に必要な制度は異なると思いますが、可能な限り多くの企業で女性が管理職を目指したいと思えるような多様性を認めることができる環境づくりを進める企業が増えれば、ご紹介できる人材の幅が広がり、よりよいマッチングを生み出すきっかけになりそうです。
最近、ペルソナでもワーキングマザーで管理職でいらっしゃる方との面談の機会があります。皆様それぞれに軸をもって、乗り越えてこられた経験を活かしながら次の機会を求めて面談にこられています。
女性の経営者や女性管理職を求める求人も増えてきています。転職エージェントという仕事をしてから出会う方々皆さまから刺激をいただいています。
ぜひ、これまでの経験を活かして次のキャリアを目指していらっしゃる方がいましたらお声掛けいただければ幸いです。
ペルソナ株式会社 清水
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