今日の迷言「お客さん、あちらの席に座りやがれ!」
だいぶ前の話ですが、友人たちと千歳にあるカレー屋を訪れた際、忘れられない一言を浴びせられた。
「お客さん、あちらの席に座りやがれ!」
そう、インド出身と思われる店員さんから、ぶっきらぼうな日本語で告げられたのだ。
その瞬間、店内に静寂が流れ、友人たちは一瞬固まった。私も内心「え、ちょっと待てよ…」と思ったものの、その店員さんの顔を見たら、なぜか笑いがこみ上げてきた。
というのも、その店員さんは、どこか憎めない雰囲気を持っていたのだ。
その後も、注文した「マンゴーラッシー」を「マ〇〇(自主規制)ラッシー」と間違えて発音したり、メニューの説明を独特な日本語でしてくれたりと、終始お茶目な姿を見せてくれた。
特に印象的だったのは、会計時に彼が放った一言。
「〇〇円です!お疲れさまでした!」
この言葉に、笑いをこらえるのに必死だった。
彼の愛すべき不器用さに、私たちはすっかり魅了されてしまった。
あの日のカレーは、もちろん美味しかった。しかし、それ以上に、私たちを笑顔にしてくれたのは、あの店員さんの愛すべき「迷言」と、彼の醸し出す独特な雰囲気だった。
あのカレー屋には、もう二度と行くことはないかもしれない。しかし、あの店員さんの「迷言」と、彼の忘れられない笑顔は、きっと私の記憶の中にずっと残るだろう。
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