釣りと4歳
キスは足で釣れ
キスはご存知だろうか。
(๑ˇ3ˇ๑) の方ではない。
これだ↓
この20センチほどの小さな魚が
4歳のDoに毒を盛ったんだ。
そして、24歳になった今、
この小さな魚から多くを学んだ。
その毒は、
キスが餌を食った瞬間に
身体全体に電流のように盛られる。
第1波は、さびきながら竿先を見ている時。
それは突然にやってくる。
食いついたらまず視覚的に
アドレナリンが体内を駆け回り出す。
第2波は、キスが釣られまいと走り出す時。
その瞬間、ブルブルブル と、
竿を持つ指先から
感覚的に全身に伝わる。
これを1度でも味わったのなら、
もうその沼からは這い上がれない。
異常なまでの中毒性に満ち満ちている。
Doは、弱冠4歳にして
この毒を盛られてしまったのである。
して、
冒頭の言葉の意味が
あなたは分かるだろうか。
おそらく分かる人は
キス釣りをしている人だけだろう。
竿の代わりに足を使う訳でも
サッカーみたいに蹴って釣り上げる
という訳でもない。
キスはブリやイワシなどとは違い、
回遊魚ではない。
数匹〜数十匹、
多い時には数百匹で群れを作り、
砂地の海底でゴカイや藻などを食べ、
基本的にじっとしている。
ということは、
同じ場所を繰り返し狙っていても
そこにキスの群れがなければ
いくらやっても釣れないのである。
キスは足で釣れ とは、
歩いて頻繁に場所を変え、
キスの群れを探れということだ。
まさに、キスを多く釣るための
格言である。
もちろん、Do自身も実釣の際は
その場所で1,2投やって来なかったら移動
の繰り返しだ。
して、この教えは、
キスの投げ釣りという垣根を越え
24歳の今、実生活の域まで浸透している。
どういうことか。
言い換えるのであれば、
楽しみは足で見つけろ
石の上にも3日
といったあたりだろう。
楽しみはじっとしていても見つからない。
友達とどこかにドライブしに行ったり、
知らない場所に
自分の足で出向くからこそ、
楽しみは見つかる。
それは
例えば、人との出会いだったり
例えば、なにか新しいアイデアが浮かんだり
はたまた、気持ちが晴れたり。
石の上にも3年
そんな言葉はもう昔のもの。
今の時代にはミスマッチングだ。
たしかに、
なにかを成し遂げたいとか
すぐに結果が出ない類の場合は
仕方ないのかもしれない。
それでも、
1つのことしかやらずに
3年の月日が流れたら?
それは今の時代、
もはやリスクになる。
新たなテクノロジーだの、技術だの、
毎日のように、
昔とは比べ物にならないスピードで
今この世界はアップデートされていっている。
百歩譲って 石の上にも三年 でもいい。
でも、
その3年が終わったあとに、
また新しい3年が始まる。
その3年のスタートダッシュが
しっかり切れるように、
ひとつメインで今やってることと別に
足を動かしとこうぜ。
ってね。
キス釣りで例えるなら、
その場所で釣りをしながら、
海の様子を見て、周りの波の立方をみるとか、
(波の立方で海底がどうなってるかが分かる)
海岸線をみて、
周りに釣ってる人が多ければ、
どっちの方で魚が釣れているのかや、
砂浜の地形を見て、
離岸流になりそうな場所を探しとくとか、
(離岸流のところにはエサとなる小魚や
プランクトンが集まる)
そういったこと。
これをしているかしてないかで、
釣り場移動を決めた後の動きが変わってくる。
Doのホームグラウンドは
とかく、魚影が薄いので、
小さい頃からこの考え方だ。
魚がたくさん釣れないのは
喜べないけど、
この考え方を教えてくれた地元の海には
感謝です。
だから、
キスが釣れた時は喜べる。
キスは漢字で書くと
『鱚』なんですよ!
漢字ってよくできてますよね。笑
そんな訳で、
釣りと4歳
でした〜
またね✋
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