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ペロちん日記 2024年8月13日(火)ジャムとお香
ついに先日の演劇公演で小道具に使っていた、金柑がやわらかくなってきたので、ジャムにすることにした。
私がやったのは成田今造。(なりたごんぞう)。成田はあの変わったメガネかけている人の孤高と若干の賢さから直感で(しかしゴンゾウ自体はそんなに賢いわけでもない)。ごんぞうは「今、造る」って名前なのがこれだ! と直感で決めた。
今までは演劇って「習うもの」って思っていたので、人の言うことをよく聞くようにしていた。けど、今は自分にとっては「作ることにトライしたい」と思っているので、全部直感に従うことに決めた。結局、演劇再開してなんだかんだ5年、、人の言うこと聞いてると、いいこともたくさんあったけど、だんだん、違和感も大きくなっていった。
そしたら、うっかり塩を作ったりお香を作ったりしたり、してしまったけど、演劇を都市だけのものにしたくない気持ちがすごくあった。それがローカルの代名詞のような「島」が題材なら余計。島をフィクションとかファンタジーにしたくなかった。島には歴史と闇がある。それも含めて島だ。あらゆるいのちがそうであるように。
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今造は、島の名産を説明しながら食う、というキャラで、金柑をつど食っていた。で、練習や公演が終わるたびに、裏庭にいって金柑を摘む、という作業をしていた。島の風景として、一個でなく、たくさんの金柑をもっていたかった。なおかつ、食べてむせながら窓際に金柑を並べるという謎のシーンもある。というか、本橋さんという演劇作家の方が提案してそのとおりにしたけど、センスいいな、と思った。自分にこの才能あるかな、ないかも、と思う。
金柑は、マーマレードと違って皮がそれほど苦くないので、丸のまま輪切りにしてジャムにする。図鑑houseの金柑は身が大きく、果汁が酸っぱくてたくさんある。そして皮が薄くておいしい。
ジャムは元の果実が酸っぱければ酸っぱいほどおいしいジャムになる。
いいジャムができた。
あとは、畑でとってきたねこじゃらしとメヒシバの穂と麦茶を煮立てる。めちゃくちゃおいしい穂薬湯。そして、冷房病ゆえか? だるかった身体の調子も本当によくなった。
二子玉川に行って、大量に入れ物を買う。どうやら、乾いた植物を食う虫というのが高温多湿で発生すると聞いて、自分の部屋が乾いた植物だらけなので、少しずつケースに入れる。図鑑houseに持っていく用のお香の入れ物、ずっと懸案だったが、二子玉川の店にちょうどいいものがあった。
夜は、図鑑houseでとれた植物を使って、だいぶん前に乾かして粉砕していた粉を使ってお香をひたすら作る。展示会の時に焚きたいというので、何回も焚きなおさなくていいよう、少し大きめに作る。
ちょっと金柑が強くなった気がするが、本当にみかんが強いと言われたら、粉砕しなおして作りなおそう。なんだかんだ、30個程度できる。あんなにたくさんとってもらって、結局このくらいなのか…、、
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