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お香日記 2024年7月11日(木)ペロちんは香原料を1日触っているようだった

実は、元編集者・ライターである。
自分は文章を書く人、という認識がある。
だから、文章を書くということは、自分にとってとっても大切だ。

ここ数年、主にSNSのみで文章を書いてきたので、人ウケを狙いすぎて、自分の魂が削られていくような思いをしていた。

ここは、自分の魂を取り戻す場でもある。

細かい細かい、小さいことを書くのが自分は得意だと思うのだが、前日のことを書くと、その小さいところをとりこぼすので、今日のことを今日の夜書くことにしてみる。

まずは、昨日のことを少し。

昨日、お香は和歌山に向けて出発した。緩衝材にお香予備軍の乾燥した草木を入れるのは定番になってきた。

写真が下手すぎて驚く。

インスタでよくある「ストリートスナップ」を撮る人、「あっ、あのー、カッコいいんで、写真を撮らせてもらえませんか?」って人の写真がすごくストレスが溜まる。ピンが顔に来てるだけだ。
まず、一番自信ありげに出してくる写真作品の被写体の目が、だいたい死んでる。「無」だったり、「早く撮らねえかな…」だったり、だいたいちょっと撮影者を見下した目をしている。
二番目に…、、、もういいや。

そんななか、まったくストリートスナップではないのだが、舞台写真を撮っている方のインスタに見惚れる。この人いいな。

両極端を示した中で、自分の撮ったこのお香の写真(上)はどうだ。ストリートスナップ氏よりはるかに下手で驚く。そもそも人の写真でストレスを溜めるな! まっさきに自分の写真でストレスを溜めて少しでも改善しろや!! と思う。昨日、自分の写真がひどすぎて、この梱包を持って、カメラマンさんがいる里のengawaに走って行こうかと思った。

今日の朝は雨。7月18日のマルシェへ向けて、里のengawaでいただいた花をこそげて、粉砕の準備をする。

だいたい飽きてきたところで、外の用事をはやめに終わらせてしまおうと思いたつ。まずは銀行。そしてetanaさんで素菓子みむらさんのクッキーを買いに行こう。

銀行に行った時に、電話がかかってくる。
マルシェでときどきご一緒する、「未来の摂理」さんだった。

気づくとトゥルシーを熱望している自分がいる。同時に、トゥルシーにハマる自分を恐れてもいた。

今まで知ったトゥルシー農家の方々、トゥルシーという作物の性格もあるかもしれないが、どれも夢見がちで、あっちこっちいろいろやって、定まらない様子。しかもひとり亡くなっている。

足元が定まらない人生は私もそんな感じなので、トゥルシーにハマりすぎないように気をつけている。こういう性質がトゥルシーを呼ぶのか、トゥルシーがそういう性質を呼ぶのか、、きっと、どっちもだと思う。

でも、恋をしているかのように、気づくと触っている。

「未来の摂理」さんは、トゥルシーだけでなく、さまざまな健康にいい植物を育てて、それを活用されている。トゥルシーは花芽をつぎつぎととっていき、株を大きくするので、その花芽をとらせてください、とお願いしていた。

畑は意外にもすごくよく知っているところだった。花芽の摘み方を教えていただき、花芽をとっていく。

私の畑よりものすごく雑草が少なくとりやすい。ついでに多少草引きもしながらとっていく。

私の作るトゥルシーのお香と、花芽交換、と言ってくださる。恐れ多い。トゥルシーを入れたオリジナルお香は、他にちょっと高い香原料を入れるので、買おうかな、、と思う。あんな感じのものが、また手に入るだろうか。

帰りにetanaさんに寄る。みささんにウンゲツィーファの演劇ワークショップで文章を書いていただいたお礼に、みささんが好きだといっていた素菓子みむらさんのクッキーを買う。ついでに1個多めに買ってイートイン。前歯に気をつけながら食べるけど、めっちゃうまい。

そして、かき氷。本当さっぱりして初かき氷を堪能した。

抹茶

かき氷やクッキーを食べていたら、お客さんでなっちゃんが来る。なっちゃんと最後に会ったのは、たぶんコロナの時、2021年か2020年、パラダイス酵母をわけようとしたら、家に来てくれて、コロナになってこんなになっちゃったね、とか、畑やりたい、とか相談していた時だった。畑は、いろいろ紹介してもらったが、いきなり自分でやる勇気がなくて、2023年までできなかったが、はじめるまでのいいステップになった。おみやげにくれた手作りキムチ、とてもおいしかった。

おかげさまで、畑やることになったよ、と報告。もともとは、所属してた保育で一緒で仲良くなった人。いろんなことがあったなあ。

こどもオモ部について質問されて、ひとしきり話す。「応援しています」と言われる。うおお。がんばる。存在にありがとうといいたくなる、そんな人。

家に帰って、塩ラーメンを作る。さまざまな野菜を入れる。未来の摂理さんの畑で見つけたすべりひゆも入れる。ちょっと辛い気がして、ときどき大きいかけらは捨てながらたべる。

息子が帰ってきて、「おしゃれなtシャツって俺持ってないんだけど。面白いのはあるけど」と言う。そんなこと言うのまじで生まれて初めてなので、思わず沈黙する。近いうちに友達と出かけるのである。

自分の持っているものをとりあえず全部出す。30代前半は、男性ものばっかり着ていたので、その頃のもの。GAPの水色の半袖シャツを息子がまとったら似合いすぎてクラクラした。
えりそで黄ばんでいるので、クリーニングに出すことにする。

ついでに駅前に行こうとおもい、クリーニングに出したあとに、駅前の花屋に。本当に香原料に困った時には、花屋だ。お目当てのものはもう季節終わりましたよ、と言われる。

夕飯の材料をいろいろ買い込み、夕飯を作る。肉じゃが、切り干し大根、サラダ。夕飯の準備をしながら「池袋ウエストゲートパーク」観終わる。すごい話だった。当時、陽キャたちが感想を言い合っていたのを思い出した。あと、マネして「〜ナリ」って語尾使うダサいやつがいた、とかいう話も思いだす。いや24年前。今40歳の山pが10代なのまぶしすぎる。

夕飯後、息子と一緒に「ヲタクに恋は難しい」というアニメを見ながら、香原料の粉砕するための始末をする。

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山本ペロ
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