
本場の「チャイ」の飲み方に驚愕するもすっかり虜になってしまった話
寒くなるとスパイシーなものが恋しくなってくる。
辛いものを食べると代謝が上がって身体がぽかぽかしてくるから、寒い日にスパイシーなものを求めるのは人間としての真理なのだろう。
想像できるスパイシーなものはいくつかあるけれど、中でも特にめちゃくちゃにスパイシーな『チャイ』が昔から大好きだ。
◇
寒さが厳しくなって来た頃、恋人と共に食べログ百名店にも選ばれていたことのある近場のカレー屋さんへ足を運んだ。
私たちの外食のお決まりコースといえば「ラーメン」か「町中華」か「カレー」だ。
基本的にこのサイクルを繰り返している。この日はその中でもカレーが選ばれた。
近場を自転車漕ぎながら町散策してふらっとお店に入ったりする私たち。
どうやら近くに食べログ百名店 カレー部門に選出されていた店があるらしいと聞いて、迷わずそこに行くことにした。
訪れたのは南印度ダイニング『ポンディバワン』
『ミールス』といった南インドの食べ物が有名なお店らしいんだけど、流石にカレー駆け出し人の私にはレベルが高い上に、まだまだ普通にナンと共に食べるカレーに浸っていたいよ!(ナン大好きマン)という気持ちを投げ出せなくて、普通にランチカレーを食べることにした。
こういったカレー屋さんのランチセットには100パーセントと言っても問題はないほど、セットのドリンクとして私の大好きな『チャイ』が選べるようになっている。
そして私は100パーセント、このチャイを頼むのだ。もちろん夏でもホットで。
アイスのチャイも好きだけど、湯気に乗ってスパイスの良い香りが漂ってくるあの感じが好きで、決まってホットを頼んでしまう。
カレーももちろん楽しみだけど、お店に寄って味の違うチャイを楽しむのも新規開拓の醍醐味だ。
それにしてもここのカレー屋、メニューを見た感じだいぶ癖が強い。
辛さレベルの紹介とか、もうなにこれ?!

可愛すぎるよ!笑

待ってる間にもかなり楽しませてくれました。
ちなみにアントニって誰よ?って思ったけれど、このお店のマスターシェフで南インドでは結構有名なすごい人らしいです。
アントニさん、大変失礼いたしました。
掲示物の多い店内、チャイについての案内もありました。

こんな風に淹れてくれるんだ〜。ほほう〜。
と感心したのと共にホットで召し上がる時は浅い器でお飲みください。という文字に驚きを隠せなかった。
え、本場ではこういう形で飲むの?素焼きのカップとか、かわいいグラスじゃなくて?
まあ、いいか。郷に入っては郷に従えって言うし、せっかくなのでアントニの言う通りにしてみよう。
そうこうしてる間にカレーがやってきた。

ビックリするほど大きなナン。バターの香りに頬が緩む。
里芋もトロトロだし、ウルカイ(赤いやつ)も独特の風味で美味しい。
こんな大きなナン食べられるかよ〜!なんて思ってたけど一枚半ペロリと平らげてしまった。
目の前の恋人は、余裕で二枚半食べてた。胃袋が宇宙だわ。
食べ終わった後にお待ちかねのチャイが運ばれてきた。
写真にあったように高い位置からカッコよく淹れてくれる。
この工程で適温まで冷ましてるのかな?
結局理由は分からないままだけど、パフォーマンスじみたその工程と漂うスパイシーな香りに心が踊った。

言われるがまま浅い方の器にチャイを入れ、湯気までも楽しみながらチャイを飲んでみた。
甘さは控えめで、ミルクとスパイスの香りがダイレクトに来るかなり好みな味。(本場では砂糖ドバドバ入れるのが主流らしいんだけどね。)
茶器のおかげで香りもいつもより強く感じられる気がした。
何よりも満足度が別次元!
やっぱりなんでもそうだけど、器って大事なんだなー!と、しみじみ。
器だけで美味しさも満足度もあがるもんね。
『食事は五感で味わう』なんてよく聞くけれど、本当にその通りだな、と。
すっかりこのお店のチャイの虜になってしまったので、近々また訪れてみようと思ってる。
今度はカレーじゃなくて、南インドのスイーツを食べてみたいな〜〜!
もちろん、お店の代名詞であるミールスもね。しっかり食べ方のお勉強をしてからいただきに行こうと思います。
アントニさん、ご馳走様でした!!!
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