#136 ビヨンド豆腐

うにのようなビヨンド豆腐という商品がある。
いわゆるカニカマなどと同じように、特定の食品に味や食感を近づけた商品の一つだ。

これはその名の通り、ウニの類似品だ。
豆腐なのにウニの再現度が高いと一時期話題になっていたが、気になったので近所のスーパーで購入してみた。

パッケージを見ると、そのまま食べる以外にも、色々食べ方があるらしくその中にはパスタソースにするというものまであった。

ウニのクリームパスタは大好きだ。
それが再現できるかもしれないというのなら、試してみる価値はある。

パスタを茹でるための湯を沸かしている間、ウニ豆腐の蓋を開けて一口味見してみる。
これが驚くほどウニだ。

確かに食べる前の香りはどちらかというと豆腐寄りではあるのだが、口に入れるとほぼウニだ。なるほど、話題になるだけの再現度ではある。俄然、パスタにしたときが楽しみだ。

パスタを湯に投入したら、フライパンにバターを溶かし、牛乳を加えて温める。そこに、先程のウニ豆腐を入れて軽く溶かしておく。少しだけ生のものを取っておいて、後で盛り付けの時に乗せよう。

パスタを1分早めに引き上げて、ソースの中に入れて加熱しながら混ぜていけば、パスタの澱粉質とソースが合わさって徐々に乳化していき、クリーム状になる。こうなれば完成。

出来上がったパスタを温めておいた皿に盛り付けて、千切った海苔と取っておいた生ウニ豆腐をトッピングしたら、この見た目だ。

なかなかの再現度ではないか?
ソースとの絡め方も上手くいった。

いざ食べてみるとなるほど濃厚。
本物のウニのクリームパスタを食べた時に確かに高いが、後味にウニ独特のクセが無い。
海苔と合わさるとよりウニ感が強かったので、もっと海苔を加えても良かったかもしれない。

平日のランチはどうしてもパターン化しがちなので、たまにはこういうチャレンジも楽しいものだな。

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