#102 パン大好き星人

パン大好き。
そもそも『パンとX』という名前で日記を書いているんだから、なかなかのパン好きなのは間違いない。

特に、休日に少し足を伸ばして美味しいパン屋さんで買ったパンを、デカフェや紅茶を飲みながら食べ、爆上がりした血糖値による「至り」に任せて昼寝する幸せったら無い。

バゲットのような硬めのパンも、高級食パンのような柔らかいパンも好きだし、菓子パン・惣菜パンにも抗いがたい魅力がある。
コンビニに売ってるパンも魅力的だけど、でもやっぱり個人店のパン屋さんが一番好き。

今風のオシャレなパン屋さんも好きだが、昔ながらのコッペパンなどを売るようなパン屋さんも素敵。出先でたまたま個人経営のパン屋を見かけると、ノータイムで入店し物色してしまう。

中でも私はカツサンドが好きだ。

挟まってるカツが少ししっとりしててもいいのだが、個人的には少しサクサク感が残っているのが好み。大岡山にあるHIMMELというドイツ系パン屋で売られていたカツサンドは特にお気に入りで、国内で食べられるカツサンドの中ではアレが一番好きだ。

HIMMELのカツサンド

カツはしっかり分厚く、それでいてパンの味を決して邪魔しない絶妙なサイズ感。一緒に挟まっているキャベツもいい味を出している。
さらに、別途添えられたカラシをつけて食べると、これがまたいいアクセントなのだ。

2個入りでもなかなかのボリュームなので、これ1パックだけでも十分お腹いっぱいになれるのも良い。


さて、カツサンドと聞くと日本独自の料理だと思われがちだが、意外とそんなことはない。

主にヨーロッパ圏では、オーストリアの名物料理・ウィンナーシュニッツェルや、イタリア・ミラノで有名なミラノ風カツレツなど、日本より薄めの作りではあるがトンカツ文化が根付いている。

オーストリア・ウィーンのパルメンハウスで食べた
ウィンナーシュニッツェル

日本と違ってウスターソースやカラシで食べる文化ではないが、食べてみると日頃日本で食べるトンカツに近い。

むしろ、薄く作られている上にレモンをたっぷりかけて食べるので、サイズが大きくてもあっさり食べられるのが特徴だ。
(後半、日本人のDNAがウスターソースを求めてしまうが……)

で、このシュニッツェルタイプのトンカツを挟んだサンドイッチもそれなりに売られている。そもそも、オーストリアやイタリア含めて、ヨーロッパはパン大国なので、あちこちにローカルチェーンのパン屋さんがあるし、普通のカフェにも大体サンドイッチやパニーノが売られている。

オーストリア国内で多数展開しているパン屋ANKER
ローマのカフェで食べた
カツレツとほうれん草のパニーノ

その中でも度肝を抜く美味しさだったのが、ウィーン駅構内にあったWiener Feinbäckerei Hebererのカツサンドだ。

現状世界一美味い

硬めのバゲットに挟まってる、少し厚めのシュニッツェル。パンには赤パプリカのペーストが塗られており、トッピングにはレタスとドライトマトが加えられている。

こーれーがーほーーーーーーんとに美味かった!!!!!!

厚めでジューシーなカツの美味しさもさることながら、このパプリカソースが絶妙にカツに合う!ウスターソースとどちらを選ぶ?と問われたら小一時間悩んでしまうくらいだ。
甘めなのに濃く深い、少し酸味のあるこのソースが、ここまでカツと化学反応を起こすのは意外な発見だった。
あー、食べたい。日本に出店してほしい。

そもそもこの店構えが良すぎる。

食いしん坊の見る夢か?

とにかく圧倒的物量の品数!
食事などに合わせるパンだけでも相当な数があるし、サンドイッチ含む惣菜パンも写真奥にずっと続いている。さらに、手前側には致死量の菓子パンとケーキ!
ここにあるもの、全部制覇できるくらいのブラックホール的胃袋ならいいのにと、つくづく思う。ここで至りてぇよ、至らせてくれよ……

なんだか、こんなことばかり書いてたらパン欲が高まったので、明日は少し足を伸ばしてパンを買いに行こう!

それでは、皆様も素敵な週末を!

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