#105 紫蘇の進化
先週の土曜日。
豊作になったベランダの紫蘇の実を収穫して、醤油漬けを仕込んでおいた。その際についてきた大小さまざまなサイズの葉っぱは、別途ピリ辛漬けにしている。
紫蘇の実は、収穫後に塩水でアク抜きをした後に茎から実を外し、余計なゴミなどを取り除いてから、小さく切った昆布と共に出汁醤油にて漬け込んだ。完全に味が染みるのは1週間後。
紫蘇の葉は、ニンニクチューブ、醤油、少しのみりん、七味唐辛子、ごま油を混ぜた漬けダレに入れて翌日には食べられるようになる。
紫蘇の葉漬けは、翌日くらいには浸かっているので昼ご飯のお供にしたが、瞬殺。
元々、小さい葉も多かったし量も少なかったのもあったが、美味すぎてあっという間に平らげてしまった。
紫蘇はまだ沢山生えているので作ってもいいんだが、このままでは紫蘇を枯らす勢いで収穫しかねないので自制している。
あれは恐ろしいものだ……
さて、紫蘇の実も昨日でちょうど1週間経ったので、食後に味見がてら一口食べてみた。
これがぶっ飛ぶくらい美味い。
出汁の豊かな味に、濃い紫蘇の青々とした香り、プチプチとした食感……最高の仕上がりだった。塩気も抜群で、これはこうするっきゃないと思い、こんなおつまみを錬成。
ちょうど買っておいたQBBチーズがあったので、それにトッピング!最高のおつまみができたので、開ける予定のなかった赤ワインまで開けてしまった。
醤油の香りを纏った紫蘇の実はチーズと抜群の相性。特に、サッパリとしてクセのないチーズとの相性が良さそうなので、クリームチーズを塗ったクラッカーなどの上に乗せても美味いだろう。スパークリングワインにも合いそうだ。
量が少ないにも関わらず、このままではとっとと食べ尽くしてしまいそうなので、頑張って我慢している。来年、また紫蘇がたくさんの実を付けてくれることを祈って、まだ茎に残った実は収穫せずに残している。
あれが落ちれば、新しい紫蘇が生えるだろう。
ありがとう紫蘇よ。
キミの進化の度合いは2歩と半分!
残さずいただくよ。