イタリア語でたくさんの好きを
Buona sera!!
今日も暑い、暑かった。。
我が家にはたくさん猫がいるから冷房24時間体制で、ヒトの私も快適に過ごせている。でも、一歩外出るとこの世の地獄。本当に汗がすごい。
もちろんローマの夏だってとても暑い。いや、「とても」だなんて生ぬるい。「も、の、す、ご、く、あ、つ、い、!」
日によっては最高気温は、40度近くまで上昇する。暑いなんてものじゃない。1.5リットルの水が入ったペットボトルをリュックにくくりつけたり手にしたりして歩いている人もたくさん見るし、ぺらぺらのキャミソールドレス1枚で、白い肌を真っ赤にして自撮りをしているサングラスのお姉さんもいる。私は真上からギラギラ注ぐ陽射しを浴びたせいか、ガンガン頭が痛くなってきて、そのときは自由行動の時間だったこともあり、あわてて木陰に退避したことがある。そのときね、「ためしに」とTシャツをつまんでみたら、汗がしぼれちゃってびっくりした!w
でもね、日本と違って湿度が低いから、どれだけ暑くてもカラッとしてて、木陰に入ればたちまち涼しく、吹き抜ける風も気持ちいい。私もなんとか熱中症にならずに済みました。
前に何かで…テレビか何かだったかな、インドから来た人が「日本はインドより暑いよー(暑く感じる、ってニュアンスだった)」って言ってたのをみたけど、確かにこの湿度のせいで、「暑い」と「不快」がセットになっちゃってる気がする。しかも今年は梅雨があったのかなかったのか、じめっとし始めたらすぐに暑くなって、余計につらい夏になってる気がするー……
神さま、私に、イタリアの木陰をくださいw
さてさて、前回は、「piacereを使った「~が好き」という表現」について書いたけど、ほかにも言いたいこといっぱいあるのに全然喋れなくてモヤモヤする!!もうこの気持ちどうしてくれる!!!ってことで、ねこすけくんをたたき起こしてつづきを教えてもらいましたw
まず、「~することが好きです」というときにどういったらいいか問題。前回書いたように、
「私は本を読むことが好きです」
と言いたいのだけど、どうすればいいの?
それはねー…などとあくびのついでに話すねこすけ君。くっ…かわi、いえ、なんて小憎らしい。それは?なに?どうするの?
Mi piace leggere il libro.
こういえば通じるからおっけーだよ!と言ってまたねた。なので参考書をたよりに、使い方についてまとめてみた。
Mi piace il libro.
この文章、つまりpiaceのあとに名詞がくるときは。
「私は本が好きです」という意味になる。これを「本を読むことが好きです」と言いたい場合、
Mi piace leggere il libro.
こうすればよい…つまり名詞ではなく、動詞の不定詞(原型)を置けばいい、ということ!やった!わかった!ということは同様に、
Mi piace cucinare.
ミ ピアーチェ クチナーレ
私は料理(すること)が好きです。
Ti piace viaggare in Italia?
ティ ピアーチェ ビアッジャーレ イターリア?
あなたはイタリアを旅行することが好きですか?
―Veramente si!
ヴェラメンテ シー!
もちろんそうです!
こうなるってことだね、ふむふむ…。
書いている間に、ねこすけ君が起きてきた…知らぬ。私はいま勉強中なのだ。ね、そろそろ、美容院に行った方が、いいと思うんだけど?…という台詞は、あとにしよう(だってすごい寝癖なんだもんw)。
ここまで勉強して、私はまず日本語で例文を作って、それをちゃんとイタリア語に直せるか、というチャレンジをしてみることにした。
私は、コーヒーが好きです。
Mi piace il caffe'.
ミ ピアーチェ イル カッフェ
あなたは、コーヒーが好きですか?
Ti piace il caffe'?
ティ ピアーチェ イル カッフェ?
いいえ、好きではありません。
No, non mi piace.
ノ、ノンミピアーチェ
よしよし…いい調子。
私は、小説が好きです。
Mi piace il romanzo.
ミ ピアーチェ イル ロマンツォ
私は、江國香織の作品が好きです。
Mi piace l'opera di Kaori Ekuni.
ミ ピアーチェ ローペレ ディ カオリエクニ
私は、江國香織の作品を読むことが好きです。
Mi piace leggere l'opera di kaori Ekuni.
ミ ピアーチェ レッジェレ ローペレ ディ カオリエクニ
うわーできた!!!!!!できちゃった!!
「うーん」
なんとそのとき、背後で声が……(#^ω^)ピキピキ
「ねえ、君は、江國香織さんの作品の中の、ひとつだけが好きなの?」
ねこすけくんに、意味不明なことをきかれた。ううん、他にも好きなのがあるけど…。
「そのときはね、こうする」
Mi piacciono le opere di Kaori Ekuni.
ミ ピアッチョノ レオーペレ ディ カオリエクニ
「好きなものが複数あるときは、piaceじゃなくて、piaccionoを使うんだよ。理由は知らないというか…知らなくても、大丈夫」
な、なるほど…。くう、でも、なんかくやしい。キッチンでごはんを作り始めたねこすけくんを眺めながら、私はこう思う。
「私はこの野菜★複数!!★があまり好きではありません」って言ってやりたい…!!
というわけで否定文。
イタリア語の否定文は、動詞にnonをつけるだけ。これでできあがります。じゃあ、こうなるのかな…
Mi non piacciono le verdure tanto.
確認作業!!参考書よーい!!
アッ
正解は、
Non mi piacciono le verdure molto/tanto.
ノンミ ピアッチョノ レヴェルドゥーレ モルト/タント
こうでした。なるほど「みぴあーちぇ」とか「みぴあっちょの」でひとまとまりみたいなもの、って考えればいいんだね。あれ、いま、何か、「今日は君の好きな野菜たくさん入れた焼きそばだよ」ときこえてきたような気がするけど、そんなこと、私は、しーらなーい!w