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【ラ・リーガピックアップ】マジョルカvsアトレティコ 徹底レビュー
みなさん、こんにちは。ショーンです。
今回は現地時間4月9日 16:15キックオフの『マジョルカvsアトレティコ』の深掘りレビューをしていきます!
細かく、忖度なしで斬り込んでいきますので最後までお楽しみください!
長くなるのでトピックごとに分けておきますので、気になる項目だけでも読んでいただけると助かります!!
①はじめに…
今回僕はリアルタイムはDAZNで見て、その後WOWOWで改めて観直し、計2回フルタイムで見ました。
今回のゲームのキャッチコピーは
『残留にも優勝にもポイントをもう落とせない両チームの激突!』
②今回のゲームのに向けての見どころ、欠場選手
・18位マジョルカと4位アトレティコの対決!
・マジョルカは、グラナダ{16位}と3ポイント差(マジョルカ1試合未消化)とアトレティコは、ベティス{5位}と4ポイント差!
・直接対決はマジョルカの12勝10分15敗!
・リーグ前半戦での対戦では、ワンダでまさかのマジョルカ勝利!
・欠場選手
☆マジョルカ(ホーム)
セドラル、ガラレタ、ルッソ、ドミニク、グレイフ
☆アトレティコ(アウェイ)
エクトル・エレーラ、アンヘル・コレア、J・M・ヒメーネス
③両チームのスタメン予想と実際のスタメン
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☆マジョルカ
・システムは5-3-2→5-4-1に!
・ババとサンチェスはローテしながら!
・イ・ガンインは途中から2列目に!
☆アトレティコ
・システムは3-5-2から4-5-1、そして後半はまた3-5-2から4-1-3-2へ!
・カラスコを途中から右サイドで起用!
・中盤はローテ気味!
④選手個々の点数と評価(10点満点)
☆マジョルカ
《スタメン》
GK
セルヒオ・リコ(6.5)
・アトレティコの枠内シュートがわずか1本で特に見せ場がなかった!
・配球の面でも、ロングボールが多く、チームは繋ぐ目的よりかは前線のムリキに当てる戦術だったのだろう。
DF
マフェオ(7.5)
・得意の攻撃参加やパスカット、PK獲得など素晴らしい運動量でチームに貢献した!
・前半にはカラスコと何度も激しい攻防を見せ、ピンチは作らせなかった!
ライージョ(7.5)
・前半は完全にグリーズマンを封じ込み、決定的な仕事はさせなかった!
・後半からは守備の中央に守備を移し、ヴァリエントと共にクーニャを抑え込んだ!
ヴァリエント(6.5)
・ライージョやオリバンのカバーも行いながら、最終ラインのバランスを整えた!
・ただ、跳ね返しやクリアのスキルは身につけるべき。テキトーで見てらんない。
オリバン(7.0)
・数は多くなかったが、前線に顔を出し、シュートを放つ場面も何度か見受けられた!
・戦術なのかもしれないが、もう少しビルドアップ出来た気がするし、ロングボールの質は改善すべき。
ジャウメ・コスタ(6.5)
・ジョレンテに仕事をさせず、カラスコにも対応しながら、ダニ・ロドリゲスの裏のスペースのカバーなど、数々の守備のタスクをこなす、忙しいゲームだった!
・ただ、50%のボールに対しての飛び込みで不安な場面があったので、そこは今後注意したい。
MF
イドリス・ババ(7.0)→【96分、グルニエ】
・得意のボール奪取でアトレティコのチャンスをことごとく潰した!
・ただ、配球の部分では少し不安定さが目立ったが、マフェオが倒されたペナルティでの楔は素晴らしかった!
アントニオ・サンチェス(7.5)→【86分、バッタグリア】
・ババとローテしながら、ピボに落ちたり、セカンドボールの回収や、バックラインからの受けや散らしは良かった!
・終始ハードワークで、チームの勝利に大きく貢献!
ダニ・ロドリゲス(7.5)
・前線の顔出し、攻守のハードワークなど、いつもの汗かき作業で相手中盤に仕事をほぼさせなかった!
・プレス強度が高いことは良いことだが、そこまで強く行かなくていい場面での荒さは目立ち、チームトップタイのイエローカードなので、そこは気をつけるべき。
FW
ムリキ(8.0)⭐️MOM⭐️
・アトレティコの強固な守備陣相手にも、得意のフィジカルを活かしたポストプレーでチャンスを演出!
・ライン間ではフリーで受けられ、前を向く場面も作った!
イ・ガンイン(6.0)→【54分、久保】
・フォワードで先発したが、途中から中盤に落ちて、チャンスを作ろうとした!
・なかなか前を向けず、持ち前の正確なパスや切れ味鋭いドリブルは影を顰めた。
《サブ》
久保(7.5)←【54分、イ・ガンイン】
・ライン間で受けてからの突破、パス、ボールキープ、ファウル獲得など、チームの流れをガラッと変えた!
・プレスにおいても、気合いの入ったプレーを見せた!
バッタグリア(ー)←【86分、サンチェス】
・出場時間が短かった為、コメントなし
グルニエ(ー)←【96分、イドリス・ババ】
・出場時間が短かった為、コメントなし
☆アトレティコ
《スタメン》
GK
オブラク(7.0)
・マジョルカもそこまで多く決定機があったわけではないので、評価はそこまで…
・PKに関してはノーチャンスだった。
DF
サヴィッチ(7.0)
・タックルに関しては流石の質と精度だったが、ロングボールが40%以下の成功率でらしくなかった。
・バックパスの場面で2度ほど、結構際どいミスを犯し、少しヒヤッとさせた。
フェリぺ(7.5)→【75分、ロディ】
・ベストプレーの場面含め、常に冷静な判断で守備を安定させた!
へイニルド(6.5)
・マジョルカが守備ブロックを固めて中々プレスが来なかったので、余裕でビルドアップは出来た!
・ペナルティの場面は難しい判定だった。
MF
マルコス・ジョレンテ(6.5)
・得意のハードワークで、チャンス演出を試みた!
・持ち前のオーバーラップや縦突破は全く出せず、カラスコが右に移ってきてからはサイドバックやIHなど、少し窮屈そうだった。
デ・ポール(6.0)【62分、ヴルサリコ】
・カラスコとの連携で攻め込みを試みた!
・ただ、中々ボールもスペースがなく保持できず、珍しいロングボールのミスやチャンスの演出もほぼ出来なかった。
コンドグビア(6.0)
・ピボやインサイドなど、ポジションを変えたり、縦への楔のボールの質は高かった!
・後ろ気味でのプレーを強いられ、中々攻撃に手数をかけられなかった。
コケ(6.0)→【46分、ルマール】
・いつも通りいろんなところに顔を出し、配球は行ったが、デ・ポール同様決定的なパスはコースがなく出せず、ロングボールを蹴らさせる場面は多かった。
・IHの際には、ダニ・ロドリゲスにマンマーク気味でつかれていたので、自由なプレーは許されなかった。
カラスコ(7.5)
・個人での剥がしや、ボールコントロールなどで違いは見せた!
・中の受け方が良くないのも大きいが、突破の後の選択肢はそこまで豊富ではなかった。
FW
スアレス(5.5)→【62分、フェリックス】
・ポストばかりで裏抜けを全くしないため、中盤のスペースが全く空かず、効果的な攻撃が生まれなかった。
・相手にも簡単に対応され、怖さゼロ。
・ハードワークも厳しそうだし、基本ターンオーバー以外では、スーパーサブみたいな使い方がいい気がする。
グリーズマン(5.5)→【46分、クーニャ】
・スアレスと共に完全に封じられ、良さがほぼ出なかった。
・中盤、守備ラインと結構自由に動き回ってるイメージはあったが、そこからのチャンスはほとんどなかった。
《サブ》
クーニャ(6.5)←【45分、グリーズマン】
・得意のスピードでチャンスを演出!
・2列目に落ちてきて、配球でも違いを見せた!
・ただ、終盤はライージョに捕まり、中々思うようにいかなかった。
ルマール(6.0)←【45分、コケ】
・スペースがないため、後ろからのドリブルが多く、思った形でのプレーは出来なかった。
フェリックス(6.0)←【62分、スアレス】
・裏抜けをしたことによって、中盤にスペースをもたらしたが、決定的なチャンスを呼び込むことはできなかった。
ヴルサリコ(6.0)←【62分、デ・ポール】
・カラスコがサイドに張り気味なので、中々連携がうまく行かなかったり、クロスに関しても質の高いボールは入れられず、存在感は示せなかった。
レナン・ロディ(6.5)←【75分、フェリペ】
・果敢に前線に絡んでいく姿は素晴らしかったが、相手守備ラインが相当低かったので、ボックス横を取ってのいつもの得意な攻撃パターンは作れなかった。
⑤レフェリーの評価
主審:フアン・マルティネス・ムヌエラ
VAR:メディエ・ヒメーネス
基本的に誤審も少なく、ナイスジャッジだったと思う!
PKの場面も難しい判定の中で自信を持っての対応は素晴らしかった!
ただ、1点だけ挙げるなら、82分の久保がサヴィッチに止められた場面はカードが出ても良かった気が…
おそらくサヴィッチがその前にカードを貰っていなかったら、出ていたと思う。
⑥今回のベストプレー
前半19分、フェリペの守備対応!
ムリキへのクロスを警戒しながら、ダニ・ロドリゲスに対応し、自由を与えずにマイボールに!
地味なプレーだが、これが世界最高峰か!という守備対応!
複数対1のプレーを難なくこなし、未然にピンチを防ぐアトレティコ守備陣からは、今後も目が離せない!
⑦今回のゲームのまとめ
☆マジョルカ
・順位、相手含め3ポイントは大きすぎる!(シーズンダブル)
・ムリキのポストを中心に攻め込み、チーム全体のハードワークが素晴らしかった!
・アギーレにとっては初ホームゲームで最高の3ポイント獲得!!
☆アトレティコ
・マジョルカの5-4-1に苦しみ、決定機を1度も作れなかった。
・個々での良さは、要所要所で出たが、総合力(モチベーション、戦術面)で完敗だった。
※番外編
マジョルカのボールボーイが、オブラクに対しての対応について…
日本はボールボーイ含め、教育するべき!
サポーターの数だけでなく、芝の水分量、ロッカールームの差別、ボールボーイの対応の差など。
褒められたプレーではないが、『勝利』に対して、もっと貪欲になるべき!
過去に、ボールボーイのファインプレーでスパーズが点を取ったり、もっと身近な場面で言えば、カンプノウでのテアへのパスとか、ライン割る前に出していたりするw
プレー中であれば、大袈裟に倒れるなどで度々問題になるが、サッカーは勝負事!余裕のないハイレベルな戦いの中で、手段を選ぶ余裕などあるものなのだろうか。そこは考えるべき問題だ。
⑧最後に
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
今後も深くスペインサッカーを中心に取り上げていきますのでよろしくお願いします!
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2022.4.10 ショーン
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