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猫のあれこれ奮闘記 | テーブルあきらめました

子猫、テーブル踏破!

昨年のこと。
子猫たちが生後3ヶ月を迎えようかという頃、ついにその日は訪れました。

それまで登れなかったテーブルにとうとう登れるようになってしまったのです。
「ついにこの日が来たか…!」

子猫たちの安全のため床からテーブルに避難させていた物たちは一瞬でただの障害物と化したため、人間は大慌てで撤去作業。


エンドレスお構いの様子

  • 人間の食事中
    🐱「ねえねえ、何食べてるの?」
    🐱「楽しそう!混ぜて!」
    🐱 ズザッ(登る)

  • 人間の食事中(2回目)
    🐱「ねえねえ、それ何?」
    🐱 ズザッ(登る)

  • 人間の食事中(3回目)
    🐱 ズザッ(無言で登る)

人間が視線を送っている食卓の上、食器などにひたすら興味を持ち、猫のアタックを避けるのに人間たちは必死。
いくらテーブルから降ろしてもめげずに椅子の背もたれを経由して登ってみたりなどし、ご飯どころではなくなってしまいました。

これはいよいよ何とかせねばと人間と子猫たちとの攻防戦が始まりました…!


人間と子猫たちの攻防戦

作戦① ベタベタ作戦

テーブルにテープを貼り、登ると足について不快と学習してもらう作戦。
ちょっとしか貼っていないと軽々と飛び越えて攻略されるため、泣く泣くテーブル全面に貼り巡らせました。
効果の程は…

  • 1回目 🐱「うわ!なんか足がぺたぺたする!」(降りる)

  • 2回目 🐱「でも気になる」(再び登る)

  • 3回目 🐱「ぺたぺたやだ…」(納得いかなさそうに、登れないテーブルを見つめる)

「これは本当にダメなやつなのか…?」と思案顔でテーブルを見つめる2匹の姿に、人間は少しだけ希望を感じました。

しかし!

「全面にテープを貼る→ご飯時に剥がす→また全面に貼る」という作業を繰り返すこと毎日。
テーブル全面くまなく貼るというのはなかなか面倒で、猫が諦め切る前に人間側が根をあげてテープ作戦は涙の撤退。


作戦② 怖い声作戦

登った瞬間に「ダメ!」と低めの怖い声で威嚇!

👉 結果
🐱「!?」(ビクッとして降りる)
🐱「……でもこれって怒られてるだけでしょ?テーブルは関係ないよね?」(再び登る)

「怒られたこと」と「テーブルに登ること」が結びつかず、失敗。
しかもただ猫たちを萎縮させるだけになってしまい、人間の心が痛む結果になってしまいました…。


〜そして別室へ〜

一向に事態が変わらないことに、ついに人間は
「わかってもらうより人間が場所を変えた方が早いのでは?」という境地に至りました。

こうして人間はリビングでの食事をあきらめ、別室でこっそりご飯を食べる日々がスタートしました。


しかし主人の心は密かに、練習への意欲で燃えていた

リビングでの食事から一時撤退した人間たち。

しかし、このままの生活スタイルではいけないと向き合っていた主人。
一人で食事を取る際、お皿の数が少ない時にはリビングで食べるという練習を開始しました。

最初は大変でした。
🐱 れんげ「何してるの?」(人間の顔の近くに行きたい)
🐱 桃太郎「…なんか食べてるぞ?」(テーブルの上でこちらに興味津々)
👤 主人(ドキドキしながら食べる)

そうして練習を繰り返すうちに熟練度があがった主人。
テーブルの上に乗ってくるのは免れられなくもある時から、猫がお皿に寄ってくるのをひたすら受け流すスキルを身につけたとのこと。

リビングご飯再チャレンジに挑む!

月日が経ち、いよいよリビングでのご飯に再チャレンジ!

いざ食べてみると…

🐱「ん? 何か食べてるんだね」
🐱「構ってもらえないからあとにしよっと」

かつてあれほど熱心に登ってきたテーブルに、食いついてない!

まだこの頃はちょいちょい上がってきましたが食事できるレベルになっていました。
そして、人間が食事中の時はあえて何もせずひたすら受け流すのを続けているうちにさらに登る回数は減り、かなり静かに過ごせるように。

人間の対応と、好奇心旺盛の時期が落ち着いてきたことが絡んで、人間はリビングでの食事を取り戻しました!


まとめ

📌「猫にしつけvs.人間が適応」では後者の方が早い。
📌好奇心が落ち着くまで待つ方が有効なこともある。

👉鍵になったのは「時間が解決することもある」でした。
この答えに辿り着くまで、初猫飼いの我々は手探りすぎた日々でした笑

🐾 今回の勝因
「食事中の全貌を理解」(=特別なものじゃないと気づいた)
「受け流しスキルの成功」(=構ってもらえないと悟った)
「成長して好奇心が落ち着いた」(=もうそこまで興味なし)


猫のあれこれ奮闘記 | テーブルあきらめました(完)

現在の桃とれんげ

おまけ:受け流しスキルの秘密

食事中に猫を受け流して対応するという方法に辿り着いたのは、ある動画のおかげでした。

それを教えてくれたのは徳井さんの料理&食事動画!

この動画の後半に食事中の様子が出ています。

料理が中心の動画でありながら、食事中にぐいぐい来る猫ちゃんたちを華麗に受け流しながら舌鼓を打つ姿が面白い動画。
猫ちゃん好きさんにおすすめです。

そんな動画を嬉々として視聴していた人間は、あることに気づきました。
「なるほど…何があっても反応しなければいいのか!」

🐱桃太郎「ねえねえ!」
👤主人「…………」(無の境地)
🐱れんげ「ちょっと!」
👤主人「…………あとでねー……」(無の境地)

🐱(あれ?つまんない?)

という具合に、ご飯中は飼い主の手応えがないなと思わせることに成功。
我が家の対応方針も決まり、面白くかつありがたい動画でした。

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