職場からランチ圏内に「はなまるうどん」持ちの私が【天ぷら定期券】秋期で得した無料トッピング総額!!
職場でのランチに何を食べるか。
職場でのランチにどれだけコストをかけるのか。
忘れた頃に不定期的にYahoo!ニュースの話題にあがっていたり、“サラリーマンの昼飯”に焦点をあてたNHKのテレビ番組「サラメシ」が放送14年目を迎える長寿番組となっていたり。“職場でのランチ”。われわれ雇われ働き人にとっては、仕事における拘束時間においても月々の食費においても1/10以上を占める重要なトピックといえる。
さてみなさん。
うどんは好きですか?
私は……そこそこ好き!!!!
嫌いではない。そばよりは断然うどんが好き。でもラーメンのほうがもぉ〜っと好き。3食うどんはきついがまぁ1ヶ月に3回くらいならうどんを食べてもいい(ラーメンなら50杯くらい食べられる)、うどんかマックのチキンナゲットならチキンナゲットのほうが好き、腹七分目のとき目のまえに素うどんとツナマヨおにぎりを出されたら迷うことなくツナマヨおにぎりを食べる…
くらいのうどん好きです。
そんな自他共に認めざるを得ないくらいの大のうどん好きの私の職場の近くには、「はなまるうどん」があります。
ネットニュースから得られるどうでもいいうんちくに詳しい人々のあいだでは常識となっている、じつはリアルうどん県(=香川県)出身であるトゥルーさぬきうどんの「はなまるうどん」。
ある日…2024年9月末、3ヶ月に1回くらいの「今日はうどんの気分だな〜」というときにはなまるうどんへ向かい、【天ぷら定期券】を勧められるも、そのときはスルー。数日後、「いややっぱり【天ぷら定期券】を使い倒したほうが得なんじゃね?」と思い、2024年10/1〜11/4の35日、定期券の期間中は職場でのランチをすべてはなまるうどんでとる!!!!! という偉業を達成したときの記憶と記録を書き連ねておきたいと思います。
【天ぷら定期券】とは?
「はなまるうどん」の【天ぷら定期券】は、うどん一杯ごとに天ぷら、またはおでんが一品無料になる期間限定のチケット。先に書いたとおり、2024年秋期は期間は35日間。値段は400円での販売でした。
400円で販売される定期券。無料になる天ぷらでいちばん高いものは大海老天(天ぷら)の200円、おでんなら牛すじの180円。うどん一杯ごとにサービスされるものなので朝昼晩の3食うどんを食べて、その都度大海老天をトッピングするとなんと、1日に600円、35日で21000円…21000-400で20600円も得してしまう(重ね重ねながら3食うどんでかつ海老天トッピングの場合)というとんでもない利回りのチケットです。
お得額総額発表!!!
さて。
そんな【天ぷら定期券】をおよそ1ヶ月、職場に出勤した日のランチのすべて(+α)で使い倒した私の得した金額は…
2,440円
(無料分2840円-定期券代400円)
です!!!
この記事を書くまでは「得だったな〜!」という気持ちでいましたが、「思ってたよりなんか少ないな…」というのが、いままさにこの瞬間の率直な感想です。
めっちゃ得しましたのでぜひオススメです! という文脈でこの記事を投稿するつもりでいたので、いささか困惑しながらこの先を気の向くままに書いていこうと思います。
敗因の分析
えび天よりいか天が好き
【天ぷら定期券】が適用されていないとき…つまり、自腹トッピングはなまるうどん状態のとき…私がよくトッピングとして選ぶものは天ぷらなら「ちくわ磯辺揚げ(130円)」か「いか天(160円)」、おでんであれば「こんにゃく(120円)」・「しらたき(120円)」・「牛すじ(180円)」。
最大お得額を叩き出せる大海老天は200円ですが、これまで一度も頼んだことはありませんでした。
高いから頼まないのではなく、地元の天むす屋さんでは同じ値段でえび天といか天のものが売られていますが、いつも迷わずいか天むすを選んでいるくらいにはえび天といか天ならいか天のほうが好きだからです。
期間中に食べた17杯のうどん(正確には16杯のうどんと1杯のどんぶり)のうち、天ぷらのなかでいちばん多く注文したのはいか天(4回)だったのに対し、大海老天は4杯目でのたった1回、しかもはなまるうどん初大海老天のみ。
こんにゃくと牛すじだったらこんにゃく(類)のほうがだんぜん好きなんだけど、さすがに60円も値段が違うとせっかくだから牛すじにしとくか〜とか、自腹状態でおでんを頼むときはだいたいいつもこんにゃく(類)と牛すじを一個ずつ頼むので、【天ぷら定期券】のルールでうどん一杯に対してトッピングの値段の高いものが無料適用されるので無料適用回数トップは牛すじ(5回)となりました。
おでんのなかではいちばん高級な牛すじ(180円)ですが、やはり大海老天(200円)と比べると20円安く、チリもつもれば相当なお得金額をスルーしていることになります。
また、期間中に1回だけですが無料で磯辺揚げ(130円)を食べてしまったくらいには磯辺揚げが好きなのも辛かったです。
私のなかで「はなまるうどん」の磯辺揚げといか天はおなじくらいの食べたい度なので、この一ヶ月弱のあいだには磯辺揚げを食べたい気持ちをぐっとこらえていか天を食べたり、あるいは大してアレだけどせっかくなのでいか天よりさらに10円高いとり天(170円)を頼んでみたりと、無料につられて磯辺揚げをがまんすることもしばしば。
ちなみに、磯辺揚げといか天を両方食べてしまうと胃もたれしてしまうので、ふだん(=【天ぷら定期券】がない状態)でも磯辺揚げといか天を両方頼むということはまずありません。
これらのどちらで悩んでも最大お得金額(=200円/杯)は叩きだせないので、買った時点でけして大勝利はできないことは決まっていたともいえます。
長めの有給をとっていた
定期券を買おうか悩んだ理由に、9月末の時点ですでに10月下旬に長めの有給を取得することを決めていたからというのがありました。
期間中に10日ほど、ごっそりした休みがある。
つまり、「はなまるうどん」へ通えない期間が10日ほどもある。
10日休んでいたのはあくまでメインの職場の話であり、実際は副業のアルバイトをしたりタイミーで見つけた面白そうな現場に行ったりとほとんどの日で働いてました。が、メインの職場の近くにしかはなまるうどんはないので、2024年秋期【天ぷら定期券】の期間中すべてのメインの職場でのランチをはなまるうどんでとりましたが、17杯/35日という結果に終わってしまいました。
このことはお得金額的には敗因になりましたが、
【天ぷら定期券】ランチ生活開始3日目ごろにはすでに「ああ、月の後半はうどん生活をしなくて済む」という心の拠りどころになっていたので、まあ、有給をとっていてよかったなと思っています。
買ってよかった【天ぷら定期券】
それでも結果として2,440円得しているわけですし、今回のように毎回強制うどん生活でなく週イチで「はなまるうどん」に通い、かつ、気の向くままにときおり磯辺揚げ(130円)やこんにゃく(120円)を無料適用させても最低数百円は得をする計算なので、買ってよかったな〜と思っています。
余談ですが、さらっと流していますが毎回強制うどん生活はかなりの精神力と忍耐力をためされる、まさに無我の境地へと至るための修行でした。
11/4に天ぷら定期券が失効してからのおよそ1ヶ月、変わらず出勤し、変わらずランチの時間になるとその日の気分で職場近隣の店舗へ出かけていますが、12/9現在、あれ以来「はなまるうどん」ではランチをとっていません。
従来通りであれば、私がランチの時間に「今日はうどんの気分だな〜」と思うのは3ヶ月に1回のこと。あの1ヶ月ですでに5年ぶん超の「はなまるうどん」を摂取してしまったので、「まあ、そうなるよね」といった感じです。
ランチ代が大幅に下がった
そのへんのネットに転がっている記事によると、2024年現在での働く人のランチ代の平均はお弁当の人も外食の人もひっくるめて452円だそうです。
私のランチ代はというと、
かつては弁当を持っていっていた時代もありましたが、「弁当を作る時間や弁当に何を入れようか考えたりそれを買い物をする時間を時給換算すると、(手作りの)弁当ってめちゃくちゃ高くないか?」ということに気づいてから(食べ終わった弁当箱を洗う時間もかかってくるからね!)は、職場の近くにある店舗(コンビニ・スーパー含む)へ食べに行くようになり、その日の気分で好きなものを食べていますが、だいたい6〜800円/回くらいだと思います。平均値というよりは最頻値でそんなかんじです。たぶん。
このデータによると“小売店で購入している人”の平均が597円らしいので、節約とか考えず好きなものを好きに食べている(が、カロリーは多少気にしている)とまあそれくらいになるよね、という肌感としても納得のデータです。
そんな折に!
「はなまるうどん」の【天ぷら定期券】を使うと!
ほぼ必然的にうどん1杯+天ぷら1品という構図になるので!
ランチ代がワンコイン(500円)以下になる!!!
「はなまるうどん」ではかけ・おろししょうゆうどん(小)が330円、おろしぶっかけ・ざる・釜上げうどん(小)が390円で食べられるので、カレーうどん(小/590円)や、中サイズのうどんの気分の日、天ぷらうどんにさらにおでんを食べちゃう日なんかもありましたが、期間中の13/17回、ランチを500円以内で済ませることができました。
かけうどん(小)+お好みの天ぷら+こんにゃく(おでん)、あるいはかけうどん(小)+いか天or磯辺揚げ+お好みのおでん(というか牛すじ)で500円いかないというのは非常に福利厚生だと思います(つまりは非常に福利厚生だということ)。
日々の生活においてとくに支出を管理したりとかはまったくしていないですが(証券口座のお金はぼちぼち意識していますが)、たぶん10月はランチ代がめっちゃ節約できてたんじゃないかな〜と思っています。
おろししょうゆうどんの魅力
【天ぷら定期券】を買うまで…つまりこれまでの日常においての私と「はなまるうどん」の関係は、新メニューが出たときに「とりあえず1回くらいは食べておくか〜」程度のものでした。
なのでレギュラーメニューを注文することはほぼなく、あとは1年に1回あるかないかのカレーうどんの気分の日にカレーうどんを食べるくらい。がしかし、【天ぷら定期券】で割合的に得をするには、小サイズで700円くらいはする季節の新メニューを頼むよりも、300円台のレギュラーメニューを頼むことが重要となってきます。
“うどん”と“天ぷら”というと、「かけうどんに天ぷらをひたして食べる」のが王道のうまさだという固定概念を持っていた私ですが、この【天ぷら定期券】という、端的にまとめると“限られた範囲で食べもので遊べる権利”を手に入れたことにより、これまでのオール自腹状態では手をのばすことのなかった「はなまるうどん」の世界に足を踏み入れてゆくこととなります。
そしてたどり着いたのが
「おろししょうゆうどん、めっちゃうまい!!!」
というこの世の真実です(人による)。
釜上げうどんもなかなかにうまいのですが、時間がかかるため、なにぶんせっかちな私にフィットするのはだんぜんにおろししょうゆうどん。
ぶっかけうどん(390円)も頼みましたが、こちらは大根おろしとレモンがついてきてしまうので、それらをとくに必要としない派からするとおろししょうゆうどん(330円)はジャストフィット。大根おろしとレモンなしで360円とかで装備なしぶっかけみたいなのが出てきてくれたらいちばんうれしい気もするのですが、そことそこにそこまでこだわりもないので、ちょうどいい落とし所の商品がかけうどんと同価格で提供されていたということに気づけたのは【天ぷら定期券】のせいでうどん漬けの生活を送ることを余儀無くされたからこそだと思っています。
ざるうどん感覚で食べられて、だけどざるうどんほど食べるのがめんどくさくない(=いちいちつゆにつけるひと手間がいらない)という、まさに革命的な商品!
それがおろししょうゆうどん。
めんどくさがりな人にぜひおすすめです。
しかもうまい。
次回定期券発売時は…?
というわけで、およそ1ヶ月の懲役うどん生活から解放されてしばらくうどんはもういいかな、と思いながら日々過ごしている今日この頃ですが、もしまた「はなまるうどん」で【天ぷら定期券】が販売されていることに気づいた暁には…
たぶん、買ってしまうと思います。
ぜひ買いたい、というよりは
買ってしまうだろうな…というニュアンス。
だけど、毎日食べても飽きが…ある!!!! 飽きがあるよ!! 苦しい!! 3日でもう苦しい!! だけどパンやパスタやランチ時のお米よりも毎日食べろと言われればなんとか食べられなくもないうどんというカテゴリを、300円台からこんなにおいしいクオリティで提供してくれる「はなまるうどん」の気まぐれなご好意である【天ぷら定期券】にもう一度甘えてみるのもわるくはないよな…と思う次第であります。
でもたぶん、次回は10円でも得すればそれでいいや、くらいの気持ちで使うんじゃないかな、とも思います。
おわりに
ここまでお付き合いいただいた方はもうおわかりかと思いますが、
私は香川県民ではありません。
うどんを食べるにも、才能がいる。
それを気づかせてくれたおよそ1ヶ月でした。