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バジル〜太陽をたっぷり浴びた溌剌としたリーダー〜

バジルは王様の植物

バジルの学名Ocimum basilicumはギリシア語で「王様の植物」という意味を持つbasicikonに由来します。

また、これは定かではないのですが、イタリアで教会に行くと名称を「バジリカ」というところが結構あり、何らかバジルと関係しているのではとずっと思っていました。調べてみたところ…やはり語源はおそらく一緒で「王」の意味を持つギリシア語の“basileys”からきていると考えられるそうです!

バジリカ
バジリカは古代ローマの建築様式の名称で、長方形の大広間の両側に十数本の柱の構造を持ち、裁判所や商業取引場などに使用されました。四世紀、キリスト教が公認されると、こうした建築様式の建物が教会として使われるようになりました。大勢の集会と宗教的な礼拝には格好の空間です。ローマの古代教会建築にバジリカ様式が多いのはこのためです。

カテドラル
カテドラルとは、「司教座」(カテドラ)のある教会という意味で、各地の司教座聖堂を指します。

ドゥオーモ
ドゥオーモ(英語のドーム)は、カテドラルのイタリア語読みです。イタリア各都市には立派なドゥオーモがあり、ミラノのドゥオーモやフィレンツェの花のドゥオーモなどは間違いなく司教座聖堂です。

キリスト教知恵袋

イタリアではなんでこんなに教会に色々呼び名があるんだろうと気になっていて、上記は個人的な興味で調べたのですが、元々は裁判所や商取引で使われた場所が後々教会になったのがバジリカなんですね。

なんとなく大きな教会=ドゥオモ、カテドラル。小さい教会=バジリカというイメージがあったので、街中の人が日常的に使っていた場所を後から教会として使用したという経緯を聞き納得でした!

(さらに興味深い話を聞いたため、ちょっといつもと毛色が違いますが、良かった少しお付き合いくださいませ)

バジルはイエス・キリストとも関連がある?


また、イタリア コンスタンティヌス皇帝の時代(272~337)キリスト教はローマ帝国の国教として、国政に教会政治制度が取り入れられました。

皇帝の母、聖ヘレンはイエス・キリストが張り付けにされた十字架を探すために、エルサレムへ旅へ出たそうね。ゴルゴダ周辺を探している際に見た夢の中で、処刑場の周囲に導かれた彼女は、ある崇高な香りに包まれたのです。

それは、控えめで今まで嗅いだことのない美しい香り"バジル"であることが判明しました。そのバジルの下に十字架を発見したそうです。

この伝説は、キリスト教がバジルに授ける神聖な特徴を説明しているのかもしれません。
(ちなみにインドでも、ホーリーバジルといって神聖な寺院の側にはバジルが植えられているとか。バジルの神聖な力に興味津々で、今度もより深く調べていきたいなと考えています)

太陽のエネルギーを一身に浴びるバジル

さてと、本題に戻りますが、バジルの栽培には高温と日射量が必要で、地中海性気候や熱帯気候向きの植物なのですが、12星座でいう獅子座の守護性は太陽なんですね。

獅子座は王者の星座といわれます。その「王」という名前を冠するバジルが太陽がたくさん必要な植物、というのも何か非常に意味が繋がっていて面白いなと思うわけです。

ピッツァ マルゲリータに欠かせないバジル。太陽の国イタリア。
元気で溌剌としたエネルギー溢れるリーダー!
そんな存在を目指している方におすすめなのが、このバジルです。

また、元気なだけでなく神聖で厳かなエピソードも持ち合わせているということも、心の片隅に置いていただけたらいいなと思っています。

バジルのキーワード

【イメージカラー】グリーン、イエロー
【キーワード】王様、太陽、神聖、リーダー
【対応星座/惑星】獅子座・太陽
【対応チャクラ】4.7チャクラ
【対応する月相】上弦の月

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