プチグレン〜人と違った個性を醸し出したいとき〜
今までに嗅いだことのない柑橘、プチグレンの魅力
調香の学校で初めに習ったのは、シトラスノートの嗅ぎ分けでした。
レモン、オレンジ、ベルガモット…
それらはどこかで一度は嗅いだことのある香りだと思います。
けれども、プチグレンは違いました。
これまで嗅いだことのない、苦味とフレッシュさを併せ持つなんだか大人の魅力を持つ柑橘、それがプチグレン。
この素材をどんな風に料理(調香)できるのか…力を試されているような、なんだかワクワクした気持ちを今でも覚えています。
変わった部位から採るプチグレンの香り
その個性はどこから来ているかというと、一般的なシトラスと採油部(精油をとる部位)が違うことから来ているといえるでしょう。
プチグレンは、インド原産の柑橘であるビターオレンジの葉や枝から採れる爽やかな香り。
そもそもビターオレンジは非常に多様な個性を持っており、香りを採る部位によって呼び名が変わるのが特徴で、果実からはビターオレンジ、花からはネロリ(またはオレンジフラワー)、そして枝葉からはプチグレンという精油が採られます。
通常のシトラスは皮の部分(果皮)のに含まれるオイルを採油しますが、プチグレンは「枝葉」から採るって、すごく変わっていますよね。
実際どうだったか定かではないですが、果実や花がいい匂いがするので精油をとっていたところ、「あれ、枝や葉っぱもいいにおいするじゃん」一回試しに精油とってみるか?と思って採油したのではないかと私は想像しています。
と、私が学んだ先生からの学んだノートにはこのように書いてあったので、硬い実が香る→オレンジフラワー(ネロリ)の他の硬い部位からも採油してみよう、となったのかもしれませんね。
枝葉から採油するため、いわゆる「シトラスらしい」シンプルな爽やかさ、フレッシュさとは違うシトラスのニュアンスを持ちながら、色気や渋みのある個性が出せる、それがプチグレンの魅力だと考えます。
自分らしい言葉で何かを表現したいときにオススメ
ゆえに、爽やかでシンプルな香りへほんのりと独自の個性やニュアンスを与える、頭のいい少年のようなイメージの、星座でいうと双子座気質を感じるプチグレン。
自分らしい言葉で何かを表現したいとき、頭の回転を良くして印象に残るプレゼンをしたい時などにオススメの香りなのです。
調香では柑橘の変調(モディファイア)としても用いることがあるので、何かしら人と違う個性を品よく打ち出したい!という時にも良いのではないでしょうか。
プチグレンのキーワード
【イメージカラー】渋いオレンジ、イエロー、ブラウン
【キーワード】個性、一筋縄ではいかない、さりげない色気
【対応星座/惑星】双子座・水星
【対応チャクラ】3.5チャクラ
【対応する月相】上弦の月
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