生きていくうえで全く必要の無い無駄知識 その4
前回から1年半ぶりとなりました。
今回も冷たいものでも飲みながら気楽にどうぞ。
キナ臭い・・・
僕が学生の頃は、卒業式の定番といえば蛍の光でした。
ほとんどの人は歌ったり聴いたりしたことがあるかと思います。
1番の終わりは 「あけてぞ今朝は 別れゆく」ですね。
2番まで歌う事はあまり無いかと思いますが、中学生の頃は歌わされた気がします。こちらは「さきくとばかり 歌うなり」で終わります。
ところで蛍の光には3番と4番も存在しますが、歌詞をご存じでしょうか?こんな歌詞です。
3番
筑紫の極み 陸の奥
海山遠く 隔つとも
その真心は 隔て無く 一つに尽くせ 国の為
4番
千島の奥も 沖繩も
八洲の内の 護りなり
至らん国に 勲しく 努めよ我が兄 恙無く
こりゃ卒業式で3番以降が歌われないわけですね。
日本の最高峰
太平洋戦争は日本軍の真珠湾攻撃から始まりました。
日本海軍の艦船はアメリカやソ連に見つからないように、12月8日の奇襲攻撃に向けて荒れる北太平洋を進んでいましたが、万が一交渉によって戦争が回避された場合は引き返せ、交渉が決裂した時は予定通り攻撃をしろという命令を出す必要があります。
そのために事前に暗号を決めていました。
そのまま開戦する場合は「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」中止で引き返す場合は「トネガワクダレ」という電文が送信される事になっていました。
(一二〇八は12月8日を表します)
ここで出てくるニイタカヤマは新高山の事で、台湾にある玉山を指します。
当時台湾は日本の統治領でしたので、現在の日本の最高峰は富士山(3776m)ですが、現在までの日本の最高峰は新高山(3952m)という事になります。
余談ですが、新高山という名前は富士山よりも高い、新しい日本最高峰という事で、明治天皇によって名付けられました。
また、上で出てきた暗号文ですが、陸軍は開戦ならば「ヒノデハヤマガタ」回避の場合は「ツクバヤマハレ」を使用していました。
親戚
首の長いキリンは首の短い牛と親戚です。そのため鳴き声も「モー」と鳴きます。
諭吉
お札の肖像画の座を奪われた諭吉さんのベストセラーといえば「学問のすすめ」です。
頭の部分が有名過ぎて独り歩きしているため、内容を誤解される事が多いです。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」つまり、人はみんな平等だよね、という意味に取られがちですが、実は上の文章のすぐ後に「と言えり」という文章が続いています。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。されば天より人を生ずるには・・・・」と続きます。
ざっくりいうと、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言うけども現実はそうじゃないよね、金持ちと貧乏人、偉い人もいれば偉くない人もいる、全然不平等だから!何でかわかる?勉強だよ勉強!だから勉強しなさい!
という進学塾の先生のような事を言っているのです。
きっかけ
サブちゃんこと北島三郎さん、言わずと知れた演歌界の大御所です。
実はサブちゃん、高校生の頃にNHKののど自慢に出場しています。
結果はなんと鐘2つ・・・
その時に司会者が褒めてくれたことが、音楽学校へいくきっかけになったそうです。
天は二物を
最近視力がどんどん落ちて来てがっかりしています。視力を取り戻せるなら大金をはたいてもいいと思いながら、そんな大金もありませんが・・・
突然ですが、ダチョウの視力は25です。
どんだけ小さいランドルト環を見れれば25なんでしょうか。
40m先の蟻が見えるぐらいの視力だそうです。
そんな素晴らしい視力を持ったダチョウですが、能力を視力に全振りしてしまったおかげで、脳みそは目玉よりも小さく記憶力も知能も非常に低いそうです。
現象
我が家では猫を飼っていますが、時々何も無い空中や壁をじっと見ている事があります。時には何かを追いかけるように首を動かしています。
これは猫を飼っている人なら誰でも経験している事だと思いますが、この現象には名前がついています。
その名を「フェレンゲルシュターデン現象」といいます。
第二次世界大戦中にナチスの研究施設で霊に関する研究をしていたシュターデン博士が、愛猫のフェレンゲルが何もない空間を凝視することから「そこには霊がいるのではないか」という仮説をたてました。
観測の結果、猫の視線の先の空間は周囲の温度よりも2度程低いということが分かり、この現象を自らの名前と愛猫の名前を取り、「フェレンゲルシュターデン現象」と名付けました。
というのは全くのデタラメです。
某巨大掲示板に10数年前に書き込まれたネタに尾ひれがついてジョークとして広まったものです。
これがその時のログです。
で、こっちは本当の話。
最近老化とともに人の名前が思い出せない事がしばしばあります。
会社の上司の名前が急に思い出せなくなったりして、自分でも少し怖くなります。
その人の顔とか声とかエピソードとか仕事まで思い出せるのに、名前が思い出せない、そんな経験はありませんか?
この現象を「ベイカーベイカーパラドクス」といいます。
パン屋さん(ベイカー)で働く「ベイカー(Baker)」さんを思い出す時に、パン屋さんであることは覚えているのにベイカーさんという名前が思い出せない、という例えからつけられたそうです。
前回「不思議な効果」ということで、マンデラ効果(Mandela Effect)を紹介しましたが、先日自分でも経験しました。
職場の飲み会でパンナコッタの話題になった時に僕が「パンナコッタって食べた事が無いからわからないや、アンパンマンのパンナコッタちゃんしか知らないや」と言ったのですが、そんなキャラいましたっけ?派と、懐かしい!顔は覚えて無いけどいましたね派に別れました。
早速真偽を確かめるべくスマホで検索すると、たくさんヒットはしますが画像はでてきません。
挙句に知恵袋に「パンナコッタちゃんというキャラがいたと思うのですが調べても出てきません」なんて質問がある始末。
回答は「メロンパンナとロールパンナのパンナから勝手に作り上げた存在しないキャラじゃないですか」というものでした。
僕だけの勘違いならわかりますが、いたいた!と言った数名は何だったのでしょうか?マンデラエフェクト、不思議ですね。
先日オリンピックのケイリンを見ていたら、日本から中野選手が出場していて、それを見た家内が「中野浩一って昔いたよね。あの人の子どもとかかな?中野浩一も亡くなったしね」と言っていましたが、解説が中野浩一さんでした。これは違うか・・・・
それでは次のネタが溜まるまで、ごきげんよう。
おしまい