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福岡~宮島~尾道の旅(4/10)

1日目 5/4(木)

川下りの終点御花おはなで舟を降りたのが15時20分でした。
15時30分のシャトルバスで駅まで戻る予定でしたが、船頭さんの話では次は16時になるとの事です。それだと16時8分の特急に間に合わなくなります。
その場合はタクシーを使う予定だったので、ここからタクシーで戻る事にしました。

そういえば例のクーポンにタクシーもあったはずと思い見てみると、50円のクーポンがありました。
西鉄タクシーで使えるようなので、このあたりはたくさんタクシーが客待ちをしていますが、西鉄タクシーを探して乗り込みました。
大した距離は移動していない気がしていましたが、駅までは意外とありました。
降りる時に50円分のクーポンを渡したところ「3人分だからあと2枚頂戴」と言われました。
なんとなくクーポンは1枚という頭があったので、嬉しい誤算で150円引きになりました。

ここからは、また飛ばす特急に乗って天神(博多)に向かいます。約45分の旅です。

ちょっと古い型のが来ました

空はだいぶ暗いですが、奇跡的に降ってきません。雨雲レーダーを見ると雨雲に覆われてはいるようです。20時頃には結構降るような予報です。
終着の天神で降りて、この「大宰府・柳川観光きっぷ」はお役御免となりました。

コインロッカーでスーツケースを取り出し、やや急ぎ足でホテルに向かいます。
ここから徒歩で10分ちょっとです。

いい街の条件の一つが、大きな川が流れている事だと思っています
仙台は残念ながら川は街はずれを流れています

こうして歩いてみると、やっぱり福岡は大都会です。クリスタルキングのヒット曲「大都会」も福岡の事をさしているそうです。
そして今日の宿「変なホテル福岡博多」にほぼ予定通りの17時12分に到着です。

今晩の宿

フロントに人はおらず恐竜さんがお出迎えしてくれます。

首を振りながらいらっしゃいませとか言ってる

横のモニタでチェックインを済ませて、カードキーを発行してもらいます。
カードキーは念のため2枚発行して、帰りに記念に貰っていこうと思いましたが、しっかり回収されました。
部屋はエクストラベッドを使用したトリプルなので、ほぼベッドで埋まっています。
今回は寝るだけなので十分でしょう。

トイレを済ませて少し休憩してから、夕食の予約をしている店に向かいました。
明るいうちに撮っておこうと、写真を撮りながら歩きました。
もうどんたくは終わっているかと思っていたのですが、道路を封鎖してあちこちで踊っていました。

ホテルから20分程度歩いてお店に到着です。
今日の夕飯は水炊きです。

濱田屋さん

小鉢、先付などをつついていると、鍋がグツグツ沸いてきました。
仲居さんがスープを湯呑によそってくれます。

早く食べたいぞ

最初にスープだけを味わいます。
鶏の出汁がたっぷりですが、ほとんど味がついていないので、ラーメンスープのような味はしません。この後具材を入れていく事で味がどんどん濃くなっていくので、飲み比べて下さいと言われました。

美味しいけどこの時点ではちょっと淡白

この後は肉を食べるのですが、だいだいの酢醤油で食べてみて下さいとの事で試してみると、これが鶏肉にめちゃくちゃ合います。
さっぱり爽やかな酸味と上品な塩分が鶏肉にマッチして、美味しさを引き立てます。
3人ともカニを食べているように無言でハフハフと熱い鶏肉にかぶりつきます。

これが水炊きなのか・・・今まで食べてたのはただの鳥煮だ

せっかくなのでコースに入っていない馬刺しを単品で頼みました。
これも癖が無く大変美味しいものでした。鯨の刺身に似ていました。

馬刺しも美味しい

お肉も食べ終わり、なんとなくお腹も落ち着いたなというあたりで唐揚げの登場です。それを平らげると、たっぷりのネギを入れて、糸島豚のシャブシャブです。
この豚肉は噂に違わず美味しいです。

仲居さんが食べ方を教えてくれます

シャブシャブも食べ終えて、これで締めかなと思っていたら、ここから野菜がどっさり入ります。
普通の鍋の様にお肉と野菜を煮るのではなく、完全に分けて食べるようです。
家内と息子のペースがだいぶ落ちているので、野菜をガツガツ頬張ります。

ここから野菜だけを食べます

なんとか野菜を食べ終えると、ここで麺かおじやの締めになります。
三人前は無理だと踏んで、麺を二人前頼みました。
一人前の麺の量はそれほど多くは無く、丁度満足できる量でした。

麺はちゃんぽんの麺だそう


水炊きにして正解だったなぁとお腹をさすりながらお店を出ると、外は本降りの雨でした。

店を出たら本降りの雨でした

まぁここまで持ってくれたのが奇跡なので、良しとしましょう。
でもこれから街をぶらぶらしてお腹を空かせて、屋台に行くミッションが待っています。正直雨の中を歩くのは嫌です。
服が濡れるのはいいとして、靴がビショビショになると翌日も乾かないし靴擦れを起こしやすくなります。

そこで博多駅までは歩いた方が早い距離ですが、一駅だけ地下鉄で移動しました。

実は食事の後時間を潰すために、博多駅から博多南駅まで新幹線で往復する予定を組み込んでいるのです。
知らない方のために説明すると、山陽新幹線は博多が終点です。
その先に新幹線の車両基地があるのですが、地元住民から折角なのでそこに向かう回送列車に乗れるようにして欲しいと要望があり、それに応えて生まれた珍しい路線です。
車両は新幹線ですが、扱いは在来線になります。

なんでも当時は博多までバスで1時間ぐらいかかっていたそうですが、博多南線が開通して10分で行けるようになったとの事。

これに乗って10分 片道330円
博多南駅は車両基地なので、ずらりと新幹線が並んでいます
写真ではわかませんが土砂降りです

こうして意味も無く30分程の往復の旅をして、また博多駅に戻ってきました。ここでお土産を購入します。
辛子明太子は外せないので、必然的にクール宅急便で送る事になります。そこで天満宮で気になっていた「梅ひじき」も買いました。その他もろもろのお土産を買って全て発送しました。
時間は21時30分になっていました。

つづく

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