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離婚エントリ (子連れ離婚やることリスト)

離婚手続きの記録です。

私は新卒からずっと会社員で引っ越しもあまりしなかったので、今までほとんど行政の窓口でお世話になったことがありませんでした。

このたび離婚したことで、1ヶ月の乳児をワンオペしながら何度も役所に問い合わせたり、酷暑のなか窓口に行ったり、弁護士さんと打ち合わせをしたりと、なかなか大変でした。

【離婚 子連れ やることリスト】などとググって弁護士事務所のサイトをたくさん見ましたが、どんな順番でどれくらいの時間がかかるのかまでは書かれていなかったので、いつまで夫と暮らさなければならないのか先が見えなかったのが少し不安でした。

一連の手続きが落ち着いた今になって、「あの時こうしとけば良かったな〜」ということが何点かありました。
次離婚する時はもっと段取り良くやるぞ!というわけにもいかないので、恥ずかしげもなく、記録に残し供養することとします。
恥ずかしくなったら削除します。

私の住む自治体で、2024年時点の話ですので、これから離婚予定の方におかれましてはあくまで参考程度にとどめてくださいますようお願いします。(参考にする人いないと思うけど)
個人情報はフェイク入れてます。
もし誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです。

スペック
私 会社員 結婚時に夫の姓に変更
夫 会社員
子ども 0歳 社保は夫の扶養に入れている

現住所、本籍、転居先(私実家)が全て異なる自治体


離婚条件の話し合い

夫と話し合いはできる状況だったので協議離婚にしました。子どものためにという理由付けで公正証書を取り交わす約束をしました。
養育費をバックレる人ではないと思いましたが、念のためです。
公正証書で取り決めた養育費が支払われない場合、強制執行できますので、面倒でも公正証書にすることをおすすめします。

その後に弁護士事務所の無料相談を利用しました。
・何について取り決めるべきか
・自分の希望額と相場の比較
・考えられるトラブルを防止する条文

などを相談しました。
何度も夫と話し合いしなくて済むように、先に弁護士さんに相談すべきでした…。

も離婚協議書のフォーマットはネット上にたくさんあるので2~3種の書式を照らし合わせ、それに沿って夫と話し合うのも良かったかもしれません。

おおまかですが、話し合いが必要な項目としては以下の通りです。

・親権
・面会(頻度、場所、費用)
・養育費(月額、いつまで)
・特別な費用(大学等入学、大学等学費、病気)
・慰謝料(有無と金額)
・財産分与(有無と割合や金額)
・年金分割(有無と割合)

年金分割について。
婚姻期間に支払っていた厚生年金は、夫婦共同で納めたものとして、将来もらえる年金を分け合うことができます。
将来の年金額を確認するために年金事務所に書類を請求するのですが、取得に1週間はかかるので早めに請求する必要があります。
私の場合、共働き、収入の差はそんなに無い、婚姻期間は数年間のみ。とにかく早く条件決めて離婚したい!ということで、年金分割はしないことにしました。

離婚協議書(公正証書)の作成


弁護士さんに無料相談した際、「ネットにあるフォーマット使って自分で作ったほうが無料でできるし良いよ」的なアドバイスをいただいたのですが…。
小さい仕事だから面倒かな?とも思いながらも弁護士さんに離婚協議書の作成をお願いすることにしました。
1ヶ月児のワンオペに必死で、それ以外のことに頭も手も動かしたくなかったのでお金はかかりましたがナイス判断でした。(自分で褒めて自己肯定感アップ)弁護士さんはTwitterのFFさんに紹介いただいた方にお願いしました。割引してくださり、データ納品で3万円くらい。行政書士さんでも良かったのですが、法律相談料込みだと思うと安いと思いました。(相場はわかりません、すみません)

離婚協議書の作成と並行して、公正証書の準備も進めました。
近隣の公証役場 2箇所に問い合わせし、必要書類が少なく、かつ早く日程が組める方の役場にお願いすることにしました。

公正証書を交わすには全国共通で戸籍謄本・印鑑証明・実印が必要と思い込んでいましたが、役場ごとで多少異なるようです。
私がお願いした役場は
戸籍謄本
身分証
認印
のみで、1週間後には取り交わし予約が取れました。(実印登録してなかったから手間が省けて助かりました)

もう一方の役場は戸籍謄本・印鑑証明・実印が必要で、取り交わしは早くても3週間後以降とのことだったので、役場同士は近いのにこんなに違うんだ〜と勉強になりました。
離婚協議書の内容は弁護士さんにお願いしたものだったので、メールで役場に送ったらすぐOKが出てスムーズに進められました。

当日は夫と公証役場へ行き、読み合わせのち署名捺印。手数料の支払いをして大体20分程で終わりました。手数料は書類内の価額により異なり、事前に教えてもらえます。私の場合は養育費は月6万で公正証書手数料は25,000円くらいでした。


離婚届、転出届等の提出


引越し先の自治体に問い合わせ

離婚届を出す前に、引越し先(実家)の自治体に電話で問い合わせしました。

・自分の状況を説明
・引越し前にやっておくこと、取得したほうが良い証明書があるか

【離婚して子連れで○○市の実家に帰ります。子の親権は私で子の名字も私の旧姓に変えて私の戸籍に入れます。子の健康保険は夫の社会保険から私の社会保険の扶養に切り替えます。】
って感じで説明すると、母子手当等の申請に最新の課税証明書を取得しておくと良いとのことだったので、コンビニで取得しました。
役所の方的には冗長な話だったかもしれませんが、私には必要な情報とそうでないものがわからなかったので、、1から話しました。


離婚届等の提出


いよいよ離婚です!
窓口をあちこち移動しながら書類提出をしていきます。

まずは戸籍課で離婚届を提出します。

ここでも自分の状況を説明して、この後どういう手続きが必要で、どの順番で窓口に行き、どの証明書を取得しといた方が良いのかを聞きました。

現住所から転居先へ各種届け出がいつ反映されるのか、証明書類はいつから取得できるのかも確認しておくと良いです。

戸籍課の後に手続きした子ども課窓口の担当は派遣さんっぽい方で、手続きの横の繋がりをいまいち理解されていなかったので、先にベテランさんに確認しておいて良かったです。

・離婚届提出
離婚届を提出する時に離婚届受理証明書を取得しておくと、今後保険や扶養手当の手続きをする時に使えます。私は子の社会保険を夫の扶養から外してもらうために離婚日がわかるものが必要と言われたので、離婚届受理証明書を提出しました。
・マイナンバーカード上書き(氏の変更のみ)
現住所の自治体では、離婚届提出日に上書きしてくれました。
・転出届提出

マイナンバーカードがあれば転出証明書は発行なし。転出届自体がオンライン手続きできるようになったので、普通に引っ越しだけする人は役所に行く必要なし。便利になりましたね。
・児童手当の手続き
夫の口座にしていましたが、私でも廃止の手続きできました。
・子ども医療証の手続き
こちらも夫の扶養の保険証を提出していましたが、私が手続きできました。
・最新の課税証明書取得

ここまででおよそ1.5時間ほど。
月曜日の午前中や、昼時は混雑するので避けると良いかもです。

転入届等の提出


無事に離婚できました!
そしてバタバタ引越しが終わると、次は休む間もなく転入先での手続きがあります。
転入先の手続きは結構時間がかかってしまい、役所には3回行きました…。役所遠いし、しんどいて。

・転入届提出
転入届はオンライン手続き不可のため役所に行く必要があります。
・マイナンバーカード上書き(住所)
転入届と同日にはできず、住民票に反映される2日後以降にまた来てくださいと言われました。上書きのためだけに…。
・児童手当
まだ子は夫の姓ですが、早く手続きしないと手当をもらえない月が出てきてしまうのでひとまず夫の姓のまま申請します。
私も銀行口座の名字は変更未了でしたが受け付けてもらえました。口座の名字の変更が終わったら通帳のコピーを提出しに行きました。
・子ども医療証(自治体により異なる)
こちらも一旦は夫の姓のまま申請します。
・児童扶養手当、母子手当等手続き
離婚届受理証明書があると良いかもです。
私の自治体だと、実家で暮らす場合は祖父母と世帯分離しても祖父母の所得もみられてしまうとのことでした。
両親はまだ働いており、私も産休前まで正社員で所得制限超過していたため申請しませんでした。今年は産休と育休で収入が下がるので、来年度は申請するかも。
・住民票取得
免許証変更と社保の変更のためにも取得しました。転入届を出した同日に取得できず、数日後に役所に取りに行きました。
(引越しによりマイナンバーカードの電子証明書が失効していて、マイナンバーカードの上書き自体も数日後にしかできないため、コンビニ交付ができませんでした。)
・戸籍謄本等取得
子どもの名字変更や社保の変更に使うため。
私の場合、
転居前:港区
本籍 :沖縄(元夫の実家)
新本籍:北海道(自分の実家)
転居後:北海道(自分の実家)
という感じでバラバラだったので、戸籍が反映するまでに時間がかかりました。

私が勝手にイメージしていた戸籍編制の流れは

港区役所で離婚届提出
↓(10日くらいかかる)
沖縄市役所で元夫筆頭の戸籍から私を抜く
↓(10日くらいかかる)
北海道役所で私の戸籍を新たに作る

みたいな感じかと思っていましたが、実際はこんな感じ。↓

8/1 港区役所で離婚届提出
港区→沖縄&北海道へ同時に通知(8/10)
→北海道の役所で作籍(8/17)
→沖縄の役所で除籍(8/26)

※作業内容は正確じゃないかも

8/20時点で、北海道の窓口で私の新戸籍は取得できたのですが、沖縄の元夫と子どもの戸籍は反映未了のため同日に取れませんでした。

何か不思議ですよね、この時点で北海道と沖縄の戸籍上に私が2人存在してるのかな?(そんなことは無いと思いますが)

最近、戸籍謄本の広域交付が始まり、本籍地が遠くても郵送で取り寄せることなく窓口で取れるようになりましたが、連携してるわけじゃないようです。むずかし。

有象無象の変更手続き

マイナンバーカードが一番最初に変更完了できる写真付きの身分証明書です。
これがあるとだいたいの変更手続きができました。
今までは、まず住民票を取って免許証の変更してから諸々の変更手続きに使う流れにしてた方が多いと思います。
警察署が遠くて免許証の変更が後回しになっていたので助かりました。

先述しましたが転居届を出してマイナンバーカードの住所や氏名等を変更する場合、署名用電子証明書(暗証番号的なやつ)が失効するので、転入先で再設定する必要があります。失効中はコンビニで証明書取得ができなくなります。

マイナンバーカード書き換え後にする手続き諸々

・銀行口座
・運転免許証(本籍変わる場合本籍あり住民票)
・携帯電話
・郵便局の転送届
・各種通販サイト、サブスク等

・社保の保険証↓
【離婚後】
自分と子の続柄&マイナンバーあり住民票取得
自分の戸籍抄本取得
【子の氏変更後】
自分と子の続柄&マイナンバーあり住民票取得
自分と子の戸籍抄本取得

子の保険証は夫の扶養だったので、まず夫扶養から外し、夫の姓のまま私の扶養にして保険証を作ってもらいました。
子が私の姓に、変わったら保険証を作り直してもらうので書類提出が2回必要になります。会社と社労士さんには面倒ばかりかけて申し訳ないです…。
保険証手続きの必要書類は会社ごとに異なると思われます。
子の名字を変える方法は以下に。

子どもの名字を変える

子は私が親権をもち、私の旧姓の名字にして、私の戸籍に入れるパターンです。(多くの人はこれだと思います)
離婚届で親権は私になりましたが、戸籍は別の手続きが必要です。
離婚届を出しただけでは子はまだ筆頭者の夫の戸籍に入ったままになっています。
なので以下の手続きをします。

➀役所で離婚届
②家庭裁判所で子の氏の変更許可の申立て
③役所で入籍届

➀〜③まで、何だかんだで1ヶ月くらいかかってしまいます。

手数料が800円かかります。ここまでにも色々住民票やら戸籍謄本やら色々とってますけど、手数料をなぜ私が負担しなければならないのか…。イライライライラ(せこい)

転居前は割とお金のある自治体に住んでいたので住民票等の証明書が無料でした。転入先(実家)の自治体は当然200円とか450円とかかかるので地味にダメージがあります。東京の高額納税者様方には感謝しております。

私の戸籍と夫&子どもの戸籍を持って家庭裁判所に行き、子の氏の変更許可の申立てをします。
家庭裁判所の窓口ですいませ〜んと声を掛けると、書類の記入方法を1から10まで親切に教えてくれました。
当日中に許可が出るところもあれば、何日かかかるところもあるようです。私のところは収入印紙800円と84円切手を持参し、許可証は後日郵送されてくるやり方で、1週間程で届きました。

家庭裁判所から許可が出ると、ようやく私の戸籍に子を入れることができます。
家裁でもらった許可証と一緒に、入籍届を役所に提出すると、私と子の戸籍が完成します。
入籍届を出した後は、控えを持って子ども課に行くと、児童手当や子ども医療証等の名前変更手続きをしてくれます。
私の児童手当受取用の銀行口座も名字変更が終わっていたので、この時についでに提出しました。

入籍届を提出した当日中には反映されないので、住民票や戸籍が取れるようになるまで1週間程かかりました。
この時には私のマイナンバーカードは名字、住所ともに上書きされ、電子証明書も再設定してあるので、役所に行かずともコンビニで取得できました。

ただし、子のマイナンバーカードは住民票に反映されないと上書きができないので、子のマイナンバーカード上書きのためだけにまた役所に行かなければなりません…。
すぐ使うものでもないので、優先度は低いですが、最後の手続きです。

・子のマイナンバーカード上書き(名字) 

完!!!!!

結局、転入先の役所には4回行きました。
①転入届
②夫&子の戸籍取得(コンビニで取れなかったので)
家庭裁判所はさんで
③入籍届
④子のマイナンバーカード上書き

離婚って大変。。。

さぁ、これで身も心も書類上もスッキリです。
あなたも私もお疲れさまです!
ここからまた新しい人生を始めましょう。
幸せになるために離婚したのですから。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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