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時給1800円のアルバイトより、時給850円のアルバイトをおススメする理由

 こんにちは!ちょっと釣りみたいなタイトルではありますが、実際にここまで言い切ることはありません。本意としては「アルバイトの良し悪しは必ずしも時給だけでは決まらない。」ということをお伝えしたく思い、この記事を書かせていただきます
 私は昨年度1年間の中で、4~10月は時給約1800円の塾講師のアルバイトをして稼ぎ、11月以降は時給850円のコンビニのアルバイトを始めています。そんな経験から単純に時給が高い低いを基準にどんなアルバイトを選ぶといいのか、そんなことをお伝えしていきます。

時給が高い理由

 アルバイトの求人は大学の掲示板や情報サイト、友人や先輩のつて等様々な場所で確認することができます。そんななかでも特に時給が高いのは塾講師家庭教師と言えます。引っ越しや道路工事などの肉体労働や、警備員などの夜間業務が主となる業種は時給が高い傾向にあります。逆に飲食店スーパーコンビニなどの小売店は時給が低く、特に地方だと大体が最低賃金に近い金額なのではないでしょうか。

 ではそもそも時給が高い理由はなぜか。答えは単純で大変だからです。

 例えば肉体労働、夜間労働はもちろん大変なのがわかると思います。身体をこき使い疲労も半端ではないことでしょう。夜間労働も生活リズムが狂いやすいため、大学生の中ではそんな理由で授業に出なくなってしまい留年、ということもたびたび起きかねません。

 さらに塾講師は大変さはともかく向き不向きがあります。それでも個別指導や家庭教師ならば友達や弟妹に勉強を教える感覚でできる上、ある程度高校までの勉強をしっかりしてくればまだできないこともないです。

 しかし、特に大変なのが集団授業です。様々なレベルの生徒たちに一律で授業をし知識を定着させ問題を解けるようにさせる必要があり、少しでも雰囲気に合わなかったりわかりづらかったりした場合は、授業を聞かなくなったり宿題をやってこなかったりします。そのためどんどんクラスの雰囲気や成績が悪くなる、負のスパイラルに陥っていきます。そして、精神を病んでいき日常生活に支障を来し始めることもあります。

 そんなこんなで「時給が高い=大変」という考えは念頭に置くべきでしょう。


バイト選びで気を付けるべき点

 私が前の塾(集団授業)をやめた理由は主に下記のとおりです。

  地方の塾は自宅や大学からの移動が大変です。私の働いていたところでは自転車で家から20分、そこから先輩に車に乗せてもらい1時間という曜日もありました。この時間が無駄に感じてしまうため、移動のストレスというのはとても大きいです。

 またこれは塾業界全体の話ですが、時間外労働が多いです。私の場合は時給は発生しなくとも授業の30分前には教室に来て準備をする必要があったり、自宅でも授業の予習をしてシミュレーションをしたりなどがありました。授業をするのがよほど好きにならないときついものがあります。

 また塾は基本的に曜日固定の勤務です。つまり自分の受け持っている曜日の中で出れない日が出た場合、代わりの人を探したりなどの措置を取らなければなりません。シフトの融通がとても利きづらいです。特にアルバイトの人数が足りないと代わりが見つからずどうしようもなくなります。

 (これは余談ですが、塾によっては人数が少なすぎるクラスになると、2学年を一コマで一気に受け持つ場合があります。時間は変わらないし給料も一コマ分でした。ちなみに私にとってその塾をやめるきっかけがこれでした。)

これらの経験から言えることは
・家から近い(徒歩20分圏内)ところが望ましい。
・シフトの融通が利きやすい
・働いている人が多い(緊急時にシフトを変わってもらいやすい)
・時間外労働がない職場を選ぶ。またはあきらめて受け入れる。
ということを重視してバイトを選ぶといいでしょう。シフトの融通や人数に関しては面接時に聞くとよいでしょう。

 職場の雰囲気とか賄いがもらえるとか、人間関係福利厚生的なところは実際に入ってみないとわかりません。親しい友人や先輩に聞いても、その人にはあっていても自分に合わないということがよくあります。結局いくつかバイトをやって合わなければやめる、くらいの度胸がなければ自分に合ったバイト先はなかなか見つからないかもしれません。

 (ちなみに私の今のコンビニバイトは6つ目のバイト先です。6つ目にしてやっと自分に合った職場で働けていると実感します。)


時給850円のバイトに乗り換えた結果...

 結局私はその塾をやめ、大学から徒歩0分のコンビニに応募し、そこで働くことになりました。その結果...

 まず通勤のストレスがなくなりました。今まで少なくとも自転車で20分以上かかったところに行っていたので、それが大学から徒歩0分、自宅からも徒歩10分になったのでかなり楽になりました。

 また、シフトに融通が利くようになりました。以前は曜日固定で塾という性質上夜しか働けませんでしたが、空いている時間のどこにでも入ることができるようになりました。そのため、授業の始まる前の朝の時間帯に入ったり、授業がない日は長い時間入れてもらったりしています。

 人数が多いので緊急時にシフトを代わってくれる人がほぼ確実にいるというのもとても驚きでした。以前はギリギリで回していたため、代わってくれる人も見つけづらかったですが、人数が多いと誰かしらはその代わってほしい日に代わってくれます。また、自分がそこに名乗りを上げ、少しではありますが暇な時間を使って稼ぐこともできます。

 そして、時間外労働が減りました。少なくとも家でやるバイト関連の作業はありません。あっても少し早めに出勤してトイレ掃除や喫煙所掃除をするくらいのものです。

 環境の良し悪し、向き不向きはアルバイトにおいて時給より大切だと感じました。いくら高給なバイトで稼いでも、精神を病んでしまっては何のために働くのかわからなくなってしまいます。


最後に

 ここでバイトを探すときのポイントをおさらいしましょう。

・家から近い
・シフトの融通が利きやすい
・働いている人が多い
・時間外労働が極端に多くない

 これらを意識すれば最悪なブラックバイトは防げるはずです。

 また気になるところは面接時にしっかり確認しましょう。上記の「家から近い」以外は面接で確認するといいかもしれません。その他にも、自分の入りたい時間に入れるか、まかないはあるのかなど、聞きたいところがあればしっかり聞いておきましょう!

 (また、この記事では塾のアルバイトを非難しているように読めますが、決してそのような意図はありません。しかし、特に向き不向きがはっきりしているアルバイトなので、そこには気を付けるべきだと考えています。)

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