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身体はぜんぶ覚えている

こんにちは、AKKOです。
唐突ですが、わたしは割と記憶力がよい方だと思っています。
その大半はどうでもよい、覚えている必要がおそらくない、些細なことばかりですが。
その一方で、幼少期の一部の記憶がすっぽり抜けていたり、ここ数年の出来事でも、ある人との記憶だけ、本当にそんなことなかったかのようにするりと消えていったり。

前置きはさておき、本題です。
ちょうど今週の頭くらいのこと。
訳もなく不安というか、心がざわざわするというか。そんなものが身体中にまとわりつき、息苦しかったりする時間に襲われた。
気質的なことでこういうことはなくもないけれど、思い当たる節が見つけられず、仕事中もしんどい時間が続いた。
原因らしきものがわかる方が楽になるので、記憶をたぐり寄せるというか、ヒントを探してみたところ。ひとつだけヒットした。

ちょうど一年前のこと、わたしは「おわりのはじまり」を告げられたのだ。
詳細の言及は避けるが、そこから、想像以上にしんどい日々がはじまり、自分の内面をじりじりと削り取られる日々を送ることとなる。
わたしが体調に異変を感じたまさにその日が、一年前のその日と一致したのだ。

8月に入り、ぼんやりと、"そういえば、あれは去年の今ごろだったなあ"などと思ったりはしていたのだけど、詳細な日付は思い出せず、おおよその時期のみ把握していた。

けれど、身体はぜんぶ覚えていたのだ。
記憶領域は脳内以外にもあるのか?と思いたくなるほどの正確さに、さすがに驚いた。
それほど、わたしにとってはトラウマというか、衝撃的というか、インパクトのある出来事であったことは間違いない。

どんなに記憶を上書きしたり、何かの拍子に失ったり、思い出さないようにしても。
身体はきっと、ぜんぶ覚えている。

どうせぜんぶ覚えているのなら。
かなしみやつらさだけでなく、
しあわせな記憶も身体に残しておきたい。

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