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旅するライターをしたら結婚が決まった

出会いは突然に。
旅するライターをして東京で出会ったオランダ人の彼氏と今でも続いています。気がつけばもう約半年です。
12月にオランダに帰国した彼は、3月にもう一度日本に会いに来てくれました。
そこで将来の方向性を決めました。
「結婚」するか「別れる」か。
方向性が違うならこんな超遠距離をするにはコストがかかりすぎるためです。
私たちは結婚を前提に付き合うことになりました。

この半年間は、彼が本当に頑張ってくれました。
仕事が忙しくなければ毎日電話をくれました。

ただ、私は恋愛からすごく離れていたため、彼の愛情表現に戸惑いが隠せず
「好きになる」よりも「嫌いになりたくない」気持ちが大きかったです。
出来るだけ彼に近づきたくないとも思っていました。
一度幻滅してシャッターが降りると2度と上がらない人間であることを知っていたからです。
電話がくるたびに「嫌いになったらどうしよう」など失礼極まりない感情が渦巻きました。
ハートマークを送ってくるメールに耐えられない。
「キモいかもしれない・・・・」
でも、そんなこと誰にも言えずに悶々としていたのです。

私の友人にオランダ人と結婚した人がいました。
私のこの耐えられない感情に一言
「いやぁ、キモいって思うよね」
と、どストレートに言ってきた時はひっくり返りました。
「あぁ、そっか、キモいって思っていいんだ」
みんなとは言いませんが、少なくとも私たち2人は彼氏の愛情表現にキモいと感じていたことに安心感を覚えました。

「それは、慣れてないからだよ。私も初めは頭ポンポンされてキモいって思ったもん。でも、段々彼の愛情表現の仕方がわかってきて受け入れられるようになったよ」

感情を素直に受け取ることがなんて健全な行為かと考えさせられるエピソードでした。

私から付き合ってほしいと伝えたのに、まだ好きになれるかもわからない状況でした。
彼氏さんには「好きになれるかわからない」と再三伝えていました。
「僕もだよ、まだ気持ちがちゃんと良くわからないから」
でも彼はしっかりと私に向き合ってくれたので、今があります。

半年経った今は彼氏さんの愛情表現に違和感やキモさを感じることはありません。むしろ愛情表現してくれることをありがたく感じているくらいです。

3月は2週間ほど私の家に滞在し、疑似同居生活もしてみました。
お互い仕事を休んでいたので、本当の同居とは程遠いでのすが、それでも安心感のある同居生活だったなと思います。

結婚すると旦那さんに悩む奥さんがたくさんいます。
私の友人にも離婚した人、離婚を考えている人、旦那さんに対して諦めた人などたくさんの話を聞きます。

「今が1番楽しいよ!」

そう言われるのですが、やはり、結婚して、一緒に生活して彼を幸せにしたい今の気持ちを大切にしたいとも思うのです。
どうなるかはわかりませんが、今年の夏はオランダに行って、彼の家族に会いに行って挨拶をしてこようと思っています。

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