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甘いかおり
ここ数年、花芽もつけず弱っていく一方だったレモンの樹。
葉は、年中青々と茂っているはずなのに数える程しか無かったり樹勢も枝も弱々しくなって居たが、年明けから新芽がチラホラ。
そして久し振りに花が咲いた。
この時期、特産地では甘くそして爽やかな香りが辺り一帯を包み込む。冷たく重い潮風の匂いとの対比、空を染める黄砂のせいか強いのに柔らかな陽射しそれらが織り成す何とも云えない心地好さ、初夏の風物詩。
うちでは片手で数えれる程の花。ある程度顔を近付けてやっと花の香りを楽しめる。
思い返せば、昨年の彼岸を過ぎた辺りから頻繁にじっと観察し、生える事を許可して居ない草どもを徹底的に毟りとり、揚羽蝶は卵の段階でほぼ除去。逃しても二齢辺りで摘んだ。
揚羽蝶との攻防は、これからが本番だが、、。
それまで、あまりに放ったらかしにし過ぎたから過保護にしてみたのが良かったのか。それともやっと馴染んできただけなのか。
そうこうする内に、花弁も落ち膨らみ始めてる。
このまま育てて越冬させいつまで樹にしがみついていられるか観てやろうではないか。
今のところ収穫する気は更々無いが、気が変わったとしたら冷やしレモネードが濃厚。
目下の敵は、落果とBactrocera dorsalis