お荷物のお届けにあがりました
こんにちは。
やっと、映画ラストマイルを観に行けました!
よかった…よかったです…
映画館からの帰り道、運転しながら車内でひとり、感想をひたすらに思うがまま喋っていたものを音声入力で文字にしておいた。修正したものを箇条書きで載せます。
大事なことなので一番最初に声を大にして伝えておくけれど、アンナチュラルとMIU404を観たことない人でもラストマイル観て全く問題ない、大丈夫!絶対大丈夫!
・じーんとするね……面白かった!だけではない、怒り、やるせなさみたいなものも一緒に、ごちゃ混ぜになった感情が静かに広がっていっている。
「働く」ってなんだろうって考えてしまうな。
作品で取り上げていたのは物流業界だけど、どんな仕事にもあてはまる。
お客様お客様そればかりで、労働者を蔑ろにしていないか。大切にしてもらえているだろうか。労働に対する対等な対価をちゃんと受け取っているか。働く人の【誇り】【頑張り】【やりがい】に頼り切りにはなっていないか、搾取されてはいないか。数字や結果ばかりで評価してはいないか、その過程を見ているか。そこで働く人々は安心して仕事に取り組めているか。限界を迎えている人はいないか、私はどうだろうか、はたしてこの先いったいどこまで頑張れるだろうか、なんのために、私たちはいったい何のために雨の日も風の日も汗水を流し働いているのか、等……
こうして色々と考えること、これこそ、この作品から”受け取った荷物”なんじゃないかな。
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・最後の爆弾のシーン、痺れた。それまでの爆弾では被害者側のバックグラウンドははっきりと映されていなかったのに(あえてそういう演出だったのかな)最後の爆弾だけは、荷物の受取人がどういう気持ちでその荷物を待っていたか、はっきりと描かれていたからこそ、あの場にいた人たちの緊迫感や恐怖に感情移入していたし、手をきつく握って祈っていた。みなの無事を……
一件が終わった後の、ある描写に泣いた。
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・満島ひかりと岡田将生がすごかった……いや、うーん……確かに満島ひかりと岡田将生なのだが、舟渡エレナと梨本孔、そうとしか見えなかった。作品で描かれていない部分までふたりのこれまでを想像させられるような、実在の人物がそこに生きているように感じさせられた。ふたりの色々な表情が見られて良かった。
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・サプライズ出演として中村倫也が出てくる!(既に公式発表済み) ほぼセリフない役だけどすごい存在感を放っていた。ある意味の主人公。表情と動きだけで、いや、それさえない場面でも無言でこちら側に語りかけてくるような凄みがあった。
アンナチュラルとMIU404に登場した台詞が自然と思い出される。
ミコトママ(薬師丸ひろ子)がミコト(石原さとみ)にかけた言葉。
伊吹(綾野剛)が志摩さん(星野源)にかけた言葉。
作中での中村倫也を含め、みんな戦い続けていることに変わりはない。
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・音楽、冒頭のメッセージの場面の裏で流れている謎の音がなんの音なのかすごく不思議だったが、最後までみるとはっきりと理解る(わかる)
アンナチュラルやMIU404でのお馴染みの曲たちも効果的に使われていて嬉しくなった。
私の日常にも溶け込んでいる曲たち。伊吹の曲を聴きながらランニングするのが私のお気に入りの時間。気持ち良すぎて颯爽とペースを飛ばしすぎてしまうのだけがネック。楽しいならOKです。
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・最初にも書きましたが、ラストマイルは、アンナチュラルとMIU404のどちらも観ていなくても全っ然大丈夫。監督も言っていたけれど作品のストーリーを理解する上で全く問題ありませんでした。ラストマイルの主人公はラストマイルメンバーなので。
私はアンナチュラルもMIU404も大好きで既に繰り返し観てしまっているので、そちら側(観たことない側の人間)としてラストマイルを味わえないことがちょっと悔しくもある。
だってよ?いきなり石原さとみがふらっと登場したり、綾野剛と星野源が飛び出してきたりなんかしたら、なにこれなにこれ〜!?凄すぎ!?何!?今の!?ってひっくり返っちゃうかも。
ただ、これまでの2作品を知っているファンなら尚更楽しめる設定が随所に散りばめられていたのは確かだった。宝探しのようで楽しい。
私は気がつけなかったんだけど、アンナチュラルの作中で登場人物の悲願だったプロジェクトがラストマイルの世界では現実のものとして達成されていることがわかる描写があるというのを他の方の感想で読み、うわーっ!となった。良かったね……本当に良かった。誰かの思いと努力が報われる瞬間を見届けられたことが嬉しい。
それと、まさかの登場人物も出てきて、成長した姿に涙ぐんだりした。
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・個人的にアンナチュラルMIU404からのメンバーで今作いちばんかっこよかったと思うキャラクターを発表します、毛利さん、間違いなく彼でしょう。
冒頭のシーンで、作品の舞台となる巨大倉庫がある街が西武蔵野であることがわかる描写があってから、所轄の刑事である毛利さんの登場が待ち遠しかった。事件の発生を今か今かと待ち望んでいた。
面倒事が嫌いで、事件のかほりがするとテンションが下がるという刑事らしからぬ毛利さんの、そんな毛利さんの内に秘めた揺るがない使命感と優しさが垣間見えるその瞬間にこれまで何度心を鷲掴みにされたことか。今作では捜査中に刑事の鋭い勘を発動させる場面(スーパー毛利タイムとする)がありましたが、それはもう本当に息を呑むほどかっっこっよくてですね……ロジスティクス刈谷さんに振り回される苦労人なところも良かったよね……ラストマイルでの刈谷さん可愛らしかったね……毛利さんと刈谷さんふたりのバディも良かったよな……もっと見たいですね……
すみません、毛利さんへの溢れんばかりの愛が迸ってしまいました、失礼しました。大倉孝二さんの圧倒的スタイルの良さも含め、是非劇場で味わってください。よろしくお願いします。
あと、爆破処理の小田島班長(丸山智己)もかっこよかったです、後光がさしていました。何卒。
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・ラストマイルのパンフレットは人気のため売り切れで入手できなかった。っくー!読んだらもっと色々な気づきがあるだろう。
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・プレミアイベントの様子を中継してくれたり、スペシャル対談動画を何本も公開してくれるなど、たっくさん供給してくれるものだからありがたく受け取っている。
イベントのお衣装で、満島ひかりさんが頭に付けている赤いおリボン、かわいすぎる〜!おリボンを付けてる満島ひかりさんもかわいすぎる〜!私はでっかいおリボンが好きだ。でっかいおリボンも好きだし、そんなおリボンをお召しになっている満島ひかりさんも好き。あとは小さいおビールも好き。私はちょっと飲めたらそれでいい。小料理屋の女将さんが出してくれる小さいおビールからしか得られない幸せがある。
……本筋に戻ってもらえますか。
作中でも満島ひかりさんのお洋服やアクセサリーがどれも素敵で、そこも見入ってしまいました。
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・主題歌担当の米津さんと満島さんの対談映像も、これでようやっと観られる。
はぁ〜〜良い……素晴らしい企画をありがとうございます……
これからを生きていく勇気を貰いました。
がらくた、ラストマイルを観る前と観た後じゃ印象が変わるという話は聞いていたが確かにそうだった。
満島ひかりさんがインタビューの中で、米津さんの音楽で最後に映画をラッピングしてもらった(※細部の表現は違うかも)というふうに仰っていて、なんて素敵な感性を持っている方なんだ……と感銘を受けると同時に、あぁそうだこういうことか……と感じた。
大好きな曲がまたひとつできた。
優しく温かく照らしてくれる月が出ているからだいじょうぶ、一緒に長い夜を歩いていこう。