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スーパームーン

月は地球との距離をその時々で変えています。
近い時や遠い時があり、写真などで撮ってみるといつもより明るく大きく見える時もあれば、少し小さく見える時もあります。

最近では、特に大きく見える時の満月をスーパームーンなどと呼ぶこともあり、ニュースになったりしますね。

月の、地球から見た時の大きさが天文現象で特に注目されるのは日食の時です。地球と月の距離が近い時に日食が起きると皆既日食になりますが、地球と月の距離が遠い時に日食が起きると金環日食になります。
なお、日食は新月の時に起き、その前後の満月は月食になります。(ただし、半影月食という完全に暗くならない月食で終わることもあります。これは目で見てもほとんどわかりません、写真に撮影すると暗い部分が映るのが分かることがあります)

今月14日の満月はスーパームーンでした。ご覧になれましたでしょうか?残念ながらお天気が悪くて見られなかった、という方も多いかもしれませんね。

スーパームーン/ミツマチヨシコ

これは望遠レンズで撮影したイメージではありますが、もし晴れていたらこんな風に大きく明るく見えたかもしれません。

来月は満月の頃流れ星も飛びます。ゆっくり月を眺め、時々流れ星が飛ばないか、探してみるのも面白いかもしれません。
流れ星を探すのと月見は少々相性が悪いですが、(その探し方のお話はまた今度)どちらも目で見えるものですから、暑い昼が過ぎ、少し夕涼みをしながら空を眺めてみるのもいいかもしれません。

ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。

2022年 7月号より

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