ボストーク1号
皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
1961年、世界初の宇宙飛行で使われた宇宙船は銀色の球体で形作られていた。この機体に乗り込み、世界で初めて地球を宇宙から眺めた我々は、その住処である遊星の美しさに目を瞠ることになったのだった。
本体と最終段のロケットが接続された形でこのロケットは博物館に展示されている。配線などはむき出しで、ほんの少しのアクシデントでどんな恐ろしい事態になったかと目を細めてしまうが、実際はどうだったんだろうか。
制作過程で、色は本当にこうだったのか?(光や電磁波などを反射するために金や銀の色で宇宙船は作られることが多いのに緑やクリーム色で大丈夫だったのか)またロケットと機体が分離した場合、ロケットの内側の機構はどうなっていたのか、など資料がない故にとても頭を悩ませて制作した一体。
これも1月28日からの番組内で使われるので是非どこで登場するかお楽しみになさってください。
※今月1月28日より公開の「宇宙の話をしよう~Tales of the Cosmic Voyage~」より、追加超特急で制作した探査機でした。
ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。
2023年 1月号より
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