MMX(2023年5月号)
今月は、未来の探査機です。
現在、火星を探査中のperseveranseは2030年代に後続の探査機とリレーで火星からのサンプルリターンを目指していますが、それと競うようにMMXという探査機が、火星の月であるフォボスからのサンプルリターンを計画しています。
こちらは日本が小惑星探査機はやぶさの経験を生かして、火星よりもずっと小さい、サイズとしては小惑星に近い火星の月からサンプルをとろうという計画です。
フォボスには、火星の様々な場所から飛んできた砂や石が表面に落ちていると考えられ、それを集めて持って帰り、調べることは一度に火星のあちこちからサンプルをとるのに等しいと期待されているようです。
どちらもうまくいって、太古の火星がどんな世界だったのか、そして生命は存在したのかどうか、そんなことが分かってきたらいいなとわくわくします。
ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。
2023年5月号より
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