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【スターバックの本棚】『窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシ-』

『窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシ-』下村健一/著 かもがわ出版

最近、SNSでも、デマが溢れています。
スマ-トフォンに飛び込んでくるフェイク(うそ)ニュース。そのまま信じて大丈夫??
この本は、お子さんから大人まで読んでいただける内容で、メディアの情報に振り回されないようにするための本です。今、ウクライナで戦争が起こっていますが、ハイブリッド戦争と呼ばれ、情報戦とも呼ばれています。
どこまでが、本当の情報なのか?大人でも見極めるのが、難しい状況になっています。
新しい情報や、フェイクニュースを見せられても、そのまま受け入れるのではなく、その情報の信憑性や、その背後にあるものが何かなど、現地にまで行って調べている信頼できる人の情報を探したり、自分の頭の中で、よく考える習慣を身につけることが大切だとわからせてくれる本でもあります。また、情報を「受け取るとき」だけではなく、これから大人になるにつれてLINE、Instagram、Twitter、Facebook、YouTubeなどで、自分から世の中にどんどん情報を発信していくようになります。軽い気持ちで発信した言葉や、動画がいきなり世の中に広がって、見知らぬだれかを振り回したり傷つけたりしてしまうことがあるかもしれません。『自分が情報を発信するときには?』という立場についても詳しく書かれています。
これからの情報社会を生き抜くためには、小さいうちからメディアリテラシ-を身につけることが大切になってくると思います。そのためにもぜひ読んでいただきたい一冊です。

隆祥館書店:二村 知子 | Tomoko Futamura
隆祥館書店店主 井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表として2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト-クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書の無料サ-ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。

隆祥館書店:http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/

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