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南天の星空

現在の星座が決められてからもうすぐ100年。それまでの星座はそれぞれの国などで好き勝手に決めていたり、その時代ごとに同じ星の並びを別の星座としていたりと、世界共通のものがなかったため、国際天文学連合が星空を地図のように区切った「星座境界」を決める形で、88星座が成立しました。

普段、空を見ても、北半球に住む私たちは南半球のいわゆる「南天の空」は見ることができません。なじみのない星座が沢山ある空は少しファンタジックに感じられます。

南天の星空/ミツマチヨシコ

もしかしたら、南半球に住む人々は「北天の空」に同じ気持ちを抱いているかもしれない、と思いながら、南天の天球図を制作していました。(今月は、美術館の展示に収める作品を制作中です。)
今月ご覧いただくのは、その中の一部です。

この作品の全体像は11月10日~16日に東京都美術館で行われる「現代童画展」にてご覧いただけます。お時間あれば是非お越しください。
詳細はこちらをご覧ください。

現代童画会 第48回 全国公募展 現代童画展(東京都美術館)

ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。

2022年 10月号より

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