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私はそれをプチ失恋と呼んだ。
男関係の話を書くといったけど、昨日とても傷ついた出来事があったので、その話をしたいと思う。
本当は先週からワクワクしていた。あまり関わりのない部署に気になる人がいて、部署間の交流という名目で、その人を含めたランチ会があったからだ。
今の私の業務の一部を引き継いでくれる時に、ちょっとだけ関わった人。頭の回転がとても早くて、慣れるまで毎回連絡をくれた。「スムーズにできてますか?」「わからない部分あったらきいてください」等、私へのフォロー体制がバッチリだった。
普通の人より2,3歩先に回ってサポートしてくれるその仕事ぶりが、私のグッとくるポイント【賢さ】にヒットをかましてきた。だから楽しみにしていたのに。
新しい服は着ず、メイクもあえて薄め。最近練習してて髪も巻いたけど、気合入ってると思われたらイヤだからあえて結んだ。大丈夫、気合入ってるようには見えない。大丈夫、大丈夫、仲良くなれる、絶対。
席についた途端から全ては終わった。気になる人には彼女がいて、彼女の年収のほうが上だから「年収逆転」の手続きをすれば年間50万くらいおトクだ、という話をしていた。
彼女、いるんだぁ…
とりあえず顔に出さないように相槌をうつ。でも顔に出る。悲しい。
今日LINE交換して、ちょこちょこ好きなことの話とかして、休みの日に会うことになって…♡という私の妄想プランが爆発音と共に粉々になって宙を舞う。だが冷静に考えて、20代後半の賢い男ときたら恋人ぐらいいるだろう。しょうがない、私はこれをプチ失恋と呼ぶ💔
「傷ついた」という出来事はそのことではない。
「pepucoさんって、ずっと北海道だったんですか?」会話の進行役である実家が新宿区の男が私にきく。
pepuco 「はいそうです。」
実家新宿区 「生まれも育ちも?」
pepuco 「そうです。北海道で(原稿の)制作だったんですけど、4月からアルバイト制作さんの進行管理になって、こっちに飛ばされてきたんです(笑)」
省略はしてるが精一杯、わかりやすく面白おかしく伝えたつもりだった。私は本社で事業運営の部署にいるけど、この部署にいる中途社員のほとんどは営業や制作が地を這って売上をつくっている「現場」を知らない。
実家新宿区「へぇ~、でも30そこそこになってよくひとりで東京出てこようなんて思いますよね。俺だったら絶対無理だなー、」
気になる人「辞めますよね、自分だったら笑」
もう、恋心ってこんなにあっけなく消えてしまうものなの?
儚すぎるよ。笑
この歳になって「一度くらい違う街で働いてみたい」という私のワクワクした気持ちは、抱いてはいけないものだったのだろうか。
「30そこそこの年齢」になったら、チャレンジすることも、やってみたことがない、行ってみたことがない場所にドキドキすることも、我慢して結婚のこととか将来のこととか考えなきゃいけないのだろうか。
その言葉を放った本人たちには全く悪気はないんだろう。けど、他人だから当たり前だけど、私が今感じている、この知らない街を歩き、感じるふつふつとした楽しい気持ちもわかりあうことはないのだと思うと、ガッカリした。
きっと彼らは30手前で今付き合っている彼女と結婚し、子どもをつくり育てるのだろう。
それはとても幸せなことなんだと思う。
自分と他人を肯定も否定もしたくない。ただ、心無く放たれた言葉がすごく悲しくて、影でちょっと泣きくなった。
いい歳だから、いちいち人に言われたことを気にしないようになりたいものですね。
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