ネガティヴボーイ=シゴデキボーイだった件
シングルファーザーだったとしくんと結婚し、
継子であるボーイが小学1年生の頃
ボーイは大好きなお父さんに怒られたとき、
思い通りにいかないのは自分のせいだと感じたとき、
「いっくんは死んだほうがいい」
そう言うことが何度もあった。
外を歩いてるときは車に轢かれて死ぬとか、
家にいるときは何も食べないでこのまま死ぬとか。
最初の私の感想。
自己肯定感、ひっく!!!!
子どもでもこんな発想するんだ、、、
ボーイがそれを言う背景は、わからない。
私と出会う前に、
ボーイがどんな幼少期を過ごしたのか、
としくんとも義父母とも離れていた時期もあるので、
その間にどんなことがあったのか。
でもそんな過去を考えてもキリがない。
ではその発言の目的はなんだろう。
・死なないで!大切な人だよ!と言って欲しい
・自分がどれだけ悲しいかわかってほしい
・本当に自分が悪いと思って最上級の謝罪のつもり
とにかく「死んだほうがいい」という発言を
大人としてスルーするわけにも、肯定するわけにもいかない。
としくんと2人でボーイに何度か話をした。
死ぬなんて言われたら本当に悲しい。
あなたは大事な人で、いなくなってほしくない。
その言葉は使わないでほしい。
それでも完全に言わなくなることはなかった。
ある日、家で食事をしているときに何かのきっかけでボーイがまたあの言葉を出した。
私はキレた。
テーブルを掌でバーーーーンと叩いて言った。
あのねぇ!!
何か自分の思い通りにならないときに
死んだほうがいいって言うの、
ズルくない?
死んでほしいわけないじゃん!
そう言われたらこっちはぜんぶあなたの希望を通さなきゃいけないわけ?
すごく卑怯だよ!!!
わかるか?!
私のバーーーーンで5センチくらい飛び上がった
ボーイが小さい声で「確かに」と言った。
それからその発言はなくなった。
でも、ベースの思考は早々変わらない。
「どうせ自分が悪いんでしょ」
「自分はやったことないし、できないから」
「無理!!」
ポジティブパリピ野郎夫婦である私たちには
まっっったくない発想。
でもふと思ったんです。
それも個性なのでは・・・。
ポジティブパリピノリ重視夫婦の目的は、
ボーイが今よりも自分を愛する心を持つこと。
そのためにできることは、
そういう考え方直した方がいいよとか、
ネガティヴすぎて良くないよとか、
これから生きづらいよとか、
言うことではない。
そう思うボーイがいる。
それはそれ。
自責の念がちゃんとある、すごい。
失敗したことは次に活かせばいい。
自信のなさは努力に繋がってる。
そういう言葉をかけるようにした。
あとは例の7秒ハグ。
これで完璧。
さすがぺき親。
何より、ボーイにはパリピ野郎共にはない
危機回避能力がある。
5年生になったいまのボーイはこんな感じ。
保護者会参加の紙、提出明日までだけど大丈夫?
シャンプーなくなりそうだから買っておいて!
プールの授業明日だから水着は今日持ってっとく!
都内でも5本の指に入るシゴデキ小学生男子、
それが我が家のボーイである。