どん底ステップファミリーと救いの神
精神的にしんどかった時期に
心がふわっと軽くなった瞬間があった。
2019年9月からステップファミリーとして
旦那のとしくん、継子の小1ボーイ、私の3人の生活がスタート。
同時期に引っ越し、転校、職場の異動、ハワイ挙式の準備と、
生活と環境と関わる人が変わって、当時の記憶はほぼない。
バッタバッタであっぷあっぷしていた。
気づいたらコロナが始まり、
学校が休校になり、
ハワイ挙式は泡と消え、
ステイホームの日々。
こんなはずではなかった・・・
ステップファミリーになったのは、
親になる覚悟があったわけでもなく。
まぁ3人でも楽しいかな、
嫌だったら実家帰るし、
息抜きに夜な夜な飲みに行ってもいいし、
そう思っていたから。
話が違った・・・
異動して慣れない仕事で
人生初めてリモートワークをしながら、
学校の指示により時間割通りに子どもに勉強させる。
何で時間割通りやねん!!!!
オンライン会議中にアラームが鳴って
ボーイに授業の終わりを知らせて
プリントの丸つけをし、
学校指定の教育テレビを見せ、
感想文を書かせる。
感想文が書けないと言われる。
じゃあ書かなくていいと言う。
でも書かなきゃと言われる。
一緒にやる。
出会って半年の小学生と妙齢女性2人で
乗り越える日々にしてはちとハードすぎません?
あのときみんなストレスあったと思うけどさ・・・
私の30年の人生過去一の辛い時期だった。。
そうして私はホルモンの乱れ関係なく、
毎日ムカついて、イライラして、
子どもに怒り散らすようになっていった。
私の素行の悪さはこれまで書いてきた通り。
そんな私にとって(ボーイにとっても)地獄のような日々が一瞬、
明らかに変わった瞬間があった。
コロナの緊急事態宣言からおよそ1年半後、
2021年10月にマイマザーjunが召喚されたときだった。
コロナ禍でしばらく会えておらず、
我が家に遊びに来る機会もなかったjun。
私の素行(愚行)を危惧して
母性特有の
「もう、やれやれ、仕方ないわね」という愛情を
両手いっぱいに抱えたjunが、
私を気遣って来てくれた。
お母さんがいる。。
お母さんに見られてる。。
私は親がいる安心感と同時に、
ある意味でのいつもはない"他人の眼"を感じ
ボーイへの復讐に燃える心がすっと鎮火する。
この時、私は初めて
自分が、自分たちがどういう状態なのか、
客観的に見ることができた。
それまではイライラむかむかの渦の中にいて
目の前に飛んでくる物をぶった斬って進んでいた。
junが来てくれたとき、
私は一歩横にズレて、一瞬渦から出た。
自分が渦の中にいたことに、初めて気づいた。
その渦の大きさに驚きながらも、
この中を歩いてたら前もよく見えないし
ものすごいスピードで物飛んでくるし
そりゃぶった斬るしかないよなって。
ほんとに、すぅーっと心が軽くなった。
何度も言う通り、気づいたから解決ではない。
気づいたから、
じゃあどうするかと考えて、
カウンセリング受けようとか、
心理学を学ぼうとか、
同じようなママさんと話がしたいとか、
やりたいことを考えるようになった。
ちょうど母が来てれくれたのがボーイの誕生日だった。
にぎやかな誕生日になって嬉しそうなボーイ、
久しぶりに母が来てくれて嬉しそうな私、
二人の笑顔を見て、嬉しそうなとしくん。
3人共が、こういう雰囲気で過ごす時間を増やしたいと実感していたと思う。
そんな目指したい場所が見えた瞬間だった。