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医学部CBTを平均点以上、IRT500以上、得点率80%以上で合格する方法【模試の点数も公開】

今回は医学部CBTについてまとめたいと思います。私自身、CBTの勉強をはじめる際に、おおよその目安が分からないままスタートしたため、勉強のリズムを掴むまでは苦労しました。今後CBTを受験される方の参考になればと思い、自身の経験を整理します。


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本題に入る前に少し宣伝をさせてください。私は医学部学士編入、医学部再受験を目指す方向けにyoutubeで情報発信をしています。私自身が、工学部卒、サラリーマン勤務を経て医学部再受験をした経験を元に情報発信をしています。是非youtubeも視聴していただけますと幸いです!

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まず私のスペックについて紹介します。医学部の1〜3年の学内成績は、おおよそ真ん中で極めて平均的な学力です。CBT本番ではIRT540、得点率は約82%でした。得点率については返却結果に記載されていなかったため推測の値になります。IRT500で偏差値50程度と言われているため、おおよそ平均点といった結果でした。

今回の内容については、平均的な学生が王道の勉強をコツコツと積み重ねて安全にCBTを合格するための道標となるような内容を目指します。インターネット上には、9割以上の高い得点率を目指したり、合格点ギリギリを目指す内容の情報が散見されますが、大半の学生が平均的な量の勉強をして平均点前後に収まることになると思います。また、「CBTは簡単なのでちょっと勉強しただけで合格する」というコメントもたまに耳にしますが、これも少し的外れかと思います。CBTの出題内容はボリュームもありますし、非常に学力の高い一部の学生以外は、1〜3年生で習った内容をCBTに向けて1から整理し直す必要があるかと思います。私自身も勉強を開始した際には全く合格するビジョンが見えませんでしたが、コツコツ積み重ねれば必ず知識はついていきますので焦らず地道に進めましょう。

使用教材

使用した教材についてまとめます。Q-AssistのCBT用動画を基礎医学、臨床医学共に視聴しました。また問題集としてはQBオンラインのCBT用問題集を使用しました。参照用として病気が見えるシリーズも使用していました。国試用のQ-Assist動画、国試用のQB問題集は一切使用しませんでした。

勉強期間と各期間での勉強内容

次に勉強期間についてまとめます。私の場合、勉強期間は5ヶ月でした。

5ヶ月前〜4ヶ月前にやったこと

まず1ヶ月かけてQ-Assist基礎医学の動画を見て、QBのvol.1基礎医学の項目を1周終わらせました。勉強開始して間もなかったため、勉強効率はそこまで良くなかったかもしれません。

4ヶ月前〜3ヶ月半前にやったこと

次に2週間かけてQBのvol.1基礎医学を何回も解くことによって、すべての問題を解けるようにしました。ここで一旦基礎医学は完成したこととしました。

3ヶ月半前〜2ヶ月前にやったこと

次に1ヶ月半かけてQ-Assist臨床医学の動画を視聴して、QBのvol.2臨床医学、vol.3医学総論・公衆衛生、vol.4多選択肢の問題を1周解きました。もう少し細かく説明すると、消化器の動画を視聴してすぐにQBの消化器の問題を解く、というふうに動画視聴後にすぐアウトプットするようにしていました。また公衆衛生や一部のマイナー科目などの講義動画が無い科目については、いきなりQBの問題集を解いて、重要な項目やわからなかった部分をノートにまとめていました。この1ヶ月半はかなり分量が多く、人によっては2ヶ月くらいかかることもあるので余裕を持って取り組みましょう。この期間がCBTを勉強していて一番きつかったです。

2ヶ月前〜1ヶ月半前にやったこと

次に2週間かけて、QBのvol.2臨床医学、vol.3医学総論・公衆衛生、vol.4多選択肢の問題を何回も解いて、すべての問題を解けるようにしました。また、QBのvol.4、4連問も1周解きました。ここで臨床医学も一旦完成ということにしました。

1ヶ月半前〜1週間前に行ったこと

最後の1ヶ月半でCBT本番に向けての仕上げを行いました。また、この期間にOSCEの練習も行いました。OSCEの手技に関する問題もCBTでは出題されることがあるので、間接的にCBT対策にもなっていたと思います。

MEC、TECOM、MedicMediaのCBT模試を受けました。模試は全部で3回受けたことになります。私は模試の復習は間違えた問題のみ行いました。復習はかなり時間がかかるのですが、余裕があればすべての問題を復習することをおすすめします。私の場合は、CBT本番で模試復習の時に確認した問題が数問そのまま出題されました。

参考のために模試の結果も添付しておきます。

MEC模試の結果(CBT本番1ヶ月前に受験)

TECOM模試の結果(CBT本番3週間前に受験)

MedicMedia模試の結果(CBT本番2週間前に受験)

模試の難易度については、個人的にはどの模試も同じくらいに感じました。ただ周りの様子を見ていると、MedicMedia模試が他の模試に比べて難しいと感じている人が多かった印象です。

1週間前〜本番に行ったこと

基礎医学について、最終確認のためにもう一度QBのvol.1基礎医学を解き直しました。

基礎医学、臨床医学含めてすべてのQ-Assist講義動画付属テキストを読み直しました。

その他コメント等

ここまでで書ききれなかったことをまとめていきます。

QB問題集を解いた時の正答率について、1周目で解いた時には50〜60%程度でした。動画視聴しているにも関わらずこのくらいの正答率でした。1周目で解けないからと行って気落ちする必要はないと思います。

QB問題集を解いていて、Q-Assist講義動画付属テキストに書いていない内容はノートにまとめていました。ノートにまとめる場合は時間をかけすぎずにサクサクと内容を書き留めて行くと良いと思います。

勉強計画については1〜2週間先まで立てて、修正して、という流れを繰り返していました。あまり長期的な目標を立ててもそのとおりにならないこともありますが、一方で全く目標がないといつまでにどれくらい問題を解けば良いかわからなくなってしまします。個人的には短期目標を立てることをおすすめします。

個人的な反省としては、5ヶ月前よりももう少し前、6〜7ヶ月くらい前から勉強を始めればよかったなと思っています。私はCBT6〜7ヶ月前、つまり春休みの期間を有効活用できなかったため、少しだけ後悔しています。勉強のスタートが早すぎるということはないので、少しずつコツコツと進めましょう。

まとめ

今回は医学部CBTを平均点以上、IRT500以上で合格する方法についてまとめました。これからCBTを受験する方の参考になれば幸いです。

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