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追記:教室を移籍した頃に起こった、書けなかった話
娘が小学校4年生になる頃、バレエ教室を変えた。毎日レッスンを受けられる、地元でも有名な教室だった。
そこでは、同い年の子たちはまだポワントを履いていなかった。
じっくり大事に育ててくれる教室だった。
娘が初めてこの教室に行った時は、人懐っこい子が話しかけてくれて、さながら転校生がきたように、すぐに仲良くしてくれた。
親としてはちょっとホッとした覚えがある。
体型や柔軟性では飛び抜けたタイプではなかったけれど、以前の教室で年上の子たちと踊っていたせいか、娘は上手に見えた。
数ヶ月も経つと、当然、前からいる子にとっては
「あとから入って来たのに、ちょっと上手で、発表会ではいい場所で踊って、なんか気に入らない」という状況になる。
「ちょっと出る杭は打たれる」子供の世界
予想はしていた。
後から入ったので、とりあえず最初は後ろの方でレッスンを受けていた娘も、どんどん前に出されるようになり、仲良くしていたはずの子たちから、次第にひそひそと悪口を言われ、仲間外れにされるようになった。
特に上のクラスに行きたい子たちの一部は、娘を目の敵にした。
娘がこうした状況を私に話してくれることは、親としてありがたかった。
娘は凹んでいたが、私は相手の子たちを否定せず、状況をどう客観的に見ればいいか伝えた。
“ひそひそ”はチャンス
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