
子どもとお金『触覚でもお金を覚えてみよう😊』
楽しみながら、子どもがお金を早く覚えることができるゲームを一つ、ご紹介します。
中が見えない袋を用意し、その中に、1円玉から500円玉までの硬貨を1枚づつ入れます。今どきですから、きちんとアルコール消毒はしたほうがいいですね😁
そして、親子でやるのは、「硬貨当てゲーム✨」!
袋の中に手を入れて、硬貨を1枚つかみ、それがいくらかを当てるゲームです!
子どもには、指先、手のひらなどを使って、よ~く硬貨に触れてもらいましょう💖
物事をより早く、より深く覚えるためには、五感をフル活用するのが有効です。
何かを暗記するとき、目という「視覚」で見て読むだけよりも、声に出して「聴覚」を使いながら耳で聴くことを加えたほうが、より早く暗記することができることでも明らかです。
人間の脳は、いくつもの感覚を取り入れ、それを処理することで発達します。この硬貨が10円なのか、100円なのか、見て使って覚えるのがごく普通のことではありますが、そこにさらに「触覚」を加えてみてはいかがでしょうか。
触覚を使い硬貨を認識し、次に視覚を使い硬貨を認識する。そして聴覚を使い、ママからの「それは10円玉」という言葉を聞き、さらに硬貨を認識し、記憶することができるようになります。
このゲームのポイントは、「触覚」を単独で使うこと。
日常生活の中でも触覚は使いますが、普通は触れた感覚(触覚)と見た感覚(視覚)を合わせて情報を得ています。
けれどこのゲームでは、普通あまり単独で使わない「触覚」のみを使うことで、いつもと違う脳の働きを促します。
実際、子どもが手で触れて情報を得ることは、視覚や聴覚などよりも脳の発育に良い影響を与えるとも言われています。
そしてこのゲームのもう一つの素晴らしい特徴が「感覚統合」。
私たちの日常生活では、目や耳や肌などから、多くの情報が絶えず入ってきています。
これらの情報を「感覚」と言いますが、入ってきた情報を整理したり分類することを、「感覚統合」と言います。
そして子どもたちは、この感覚統合を繰り返しながら成長をしていくと言われています。AIが、多くの情報を取り入れながら、成長をしていくのに似ているかもしれません。
実際、最近は保育の現場でも、この考え方が数多く取り入れられてきているようです。
視覚という感覚をあえて遮断し、触覚のみを研ぎ澄ますことで、また新たな感覚統合が脳の中で生まれることが期待されます。
硬貨を覚えるための一つのお遊びとしてこのゲームを紹介しましたが、感覚統合は、子どもたちがこれから学んでいくこと全ての土台となる力です。子どもたちが五感をフルに使えるような日常を、ぜひ作ってあげてください。
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