生命保険note『千代田生命は今・・・』
生命保険会社も、破綻・買収・合併などの理由により、年月とともに社名が変わることがあります。
入った記憶が無い名前の生命保険会社から、ある日契約内容のご案内や控除証明書が届いたりして、確認したら社名が変わっていただけ
なんて経験をお持ちの方もいると思います。
と言うことで、過去の生命保険会社が今どうなっているか、過去から遡るシンプルな記事を書いてみたいと思います。
まず今回は、千代田生命
正式な社名は、千代田生命保険相互会社。
日本の生命保険会社の大手の一つでしたが、バブル崩壊後に経営難となり、2000年に経営破綻。
2001年4月~2011年12月 AIGスター生命保険株式会社
21012年1月~ ジブラルタ生命保険株式会社
はい、千代田生命は今、
ジブラルタ生命です
イメージとして、あなたの生命保険契約の担当者が、
千代田生命からジブラルタ生命に変わったと考えれば、分かりやすいかと思います。
1904年創業で、戦前には五大生命保険会社(明治生命、帝国生命、日本生命、第一生命、千代田生命)の一角を占めたほどの生命保険会社です。
戦後も大手八社に名を連ねていましたが、バブル期に不動産関連や株式投資への融資を積極的に進めたことが災いしました。
さらに大きな火災事故を起こしたホテルニュージャパンへの融資をしていたこともネガティブイメージとなったのか、信用不安の連鎖となり、2000年8月に経営破綻。
その後、AIGグループ(アメリカン・インターナショナル・グループ)に買収され、AIGスター生命となります。
同じAIGグループのAIGエジソン生命との合併話しなどもありましたが、AIGグループ自体がサブプライムローン問題の影響で経営難となり、2011年2月に米プルデンシャル・ファイナンシャル(Prudential Finance)に買収され、2012年1月よりジブラルタ生命となりました。
いったん破綻しているため、千代田生命時代と契約内容が変わっている場合もありますが、契約が0になっているわけではありません。
今でも千代田生命時代の保険契約をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな方の元へは、ジブラルタ生命から通知が行きます。
現在の契約がどんな内容であるかをきちんと理解して、そして大切に取り扱ってください😊