子どもとお金『「ニンジン」のぶら下げ方😆』
子どもがお金を得るのは、お手伝いをしてのおだちん、だけではない方法を考えついたので、ご紹介します😊
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次のテストで100点取ったら、欲しかったゲームを買ってあげる!
親が子どもに対してこんな「ニンジン」をぶらさげるのは、決して珍しくないと思います。
あっ、、、親だけじゃないですね😅
おじいちゃん、おばあちゃんも良く使うかもしれません。
ニンジンぶら下げちゃ、ホントはいけない!と考える親御さんも多いでしょう。
けれど、いい点数を取ってゲームを手にした子どもの笑顔を想像すると、ついつい親としても、物やお金を子どもの勉強の動機付けに使ってしまうことがあるのだと思います。
何より、子どもの将来を考えて勉強させなきゃ!という思いが強いほど、その傾向があるかもしれません。
さて、このニンジンをぶら下げるのは、勉強であれスポーツであれ、子どもに何かを一生懸命取り組ませる方法の一つだと思います。
その是非はまた別の機会にお話しするとして、たとえば勉強の場合。
次の二つの方法。どちらが、結果として子どもの学力を伸ばすと思いますか?
一か月後のテストで90点以上取ったら、「その時に」5000円のおこづかいをあげる
ちゃんと学校に行って、まじめに授業を受け、宿題をやったら、毎日200円のおこづかいを「すぐ」あげる
結論から言うと、②です。
②の方法で「ニンジン」をぶら下げた子どもたちのほうが、学力が向上します。
実はこの結果は、ハーバード大学のローランド・フライヤー教授が、実際に行った調査によるものです。
なんと36,000人もの生徒を対象に行われた、「ご褒美には効果があるのか?」をテーマとした非常に大規模な実験結果です。
①のように、具体的目標があるから、頑張れよという方法。
これももちろん間違いではありませんが、実は何をやっていいかが、子どもはわからない場合があります。
「ニンジン」をぶら下げられても、気持ちばかりがから回り・・・😅
それに対して②は、具体的に「何をしたら」「すぐ」おこづかいがもらえるかが、明確です。
目先の200円という「ニンジン」は小さいかもしれませんが、何をしたらいいか分かっていて、なおかつ「すぐ」もらえるというのは、子どもにとって、とても大きなモチベーションとなるようです。
この「遠い将来の利益よりも近い将来の利益が大きく見えてしまう」ことを、行動経済学では「双曲割引」と言います。
つまり、子どもの学力を上げるという意味においては、
90点以上(アウトプット・結果)に対して、一ヶ月後の「ニンジン」をぶら下げるより
ちゃんと授業を受けて、宿題をする(インプット・やるべき事)という毎日の行動に対して、「すぐ」得られる「ニンジン」をぶら下げるほうが、効果があるということです
そして、インプットに対しての「ニンジン」の方が、子どもにとって有効だと私が思うのは・・・
日々やることの習慣化です。
子どもは、躊躇なくお金が大好きです。
目先の小さな「お金」を得る喜びが、子ども自身の成長に繋がる「習慣」となるならば、わたしは、あり、だと思います。
100点取ったら、、、
一番になったら、、、
大きなおこづかいをあげるより、
ちゃんと授業を聞いたら、、、
ちゃんと毎日宿題をやったら、、、
ちゃんと本を読んだら、、、
少ないけれど、すぐ、おこづかいをあげる。
「ちゃんと勉強しないなら、今月のおこづかいは無し!😡」
なんて言っているのなら、具体的な行動に対しての「ニンジン」方法。
ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか(^^♪
あっ、一つ良い方法を思いついたので、自分の備忘録を含めて書いておきます。
ちゃんと授業を聞いて、それをお母さんに教えてくれたら、、、
本を読んで、その内容をお父さんに教えてくれたら、、、
そしたらおこづかいを、すぐあげる。
ユダヤ式ハブルータとの組み合わせ、意外といいかも・・・😊
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