子どもとお金『儲け方より、稼ぎ方を伝えたい!』
いずれもお金を手に入れる表現であり、単語だけを切り取って聞くと、
稼ぎ方も、
儲け方も、
何かいやらしく聞こえてしまう気がします。
けれど、この二つ。似て非なるものです。
そして私は、
子供のお金教育では、「お金の稼ぎ方」を伝えるべきと考えます。
「儲ける」と「稼ぐ」の違い。
まず簡単な文例で考えてみました。
◆ 持っていた株が値上がりして、「儲かった」
◆ たまたまやったパチンコで勝って、「儲かった」
◆ アルバイトをして学費を、「稼いだ」
◆ 家のお手伝いをして友達と遊ぶお小遣いを、「稼いだ」
ニュアンスとしてすぐに理解できると思いますが、
「儲ける」とは、
予想外に利益が出たり、ちょっとずるさがあっても許される知恵を使い、上手にお金を得ること。
時間軸としては、一瞬、一時だけ得る利益のイメージです。
一方「稼ぐ」は、
努力して、頑張って働いて、お金を得ること。
しかもそのお金には、儲けると違って「目的」があるように思います。
時間軸としては、継続的に利益を得るイメージです。
麻雀でたとえると、
「麻雀で儲けています」と言うと、麻雀勝負をして負けた相手から金を得る、その日暮らしのギャンブラー。
「麻雀で稼いでいます」と言うと、最近増えてきている、麻雀プロ。麻雀大会の賞金だったり、雀荘の運営や麻雀教室を開催していて、継続的に働いてお金を得ている人。
「地道に稼ぐ」とは言いますが、「地道に儲ける」とは言いませんよね😅
子供のお金教育のうえで、お金の稼ぎ方を伝える第一歩は、やはり家庭でのお手伝い。
欲しいおもちゃであれ、日々のお小遣いであれ、目的を持って継続的に稼ぐ大切さを伝えたいです。
目的が無かったとしても、目的ができた時にすぐ動けることを目的に、お手伝いをしてお金を稼いで貯金しておいたほうがいいよ、ということも伝えたいです。
人間、楽して儲けることには、つい心が動かされます。
けれどその時に、
これは「儲け」なのか「稼ぎ」なのか、
その違いを理解して判断・自制する力って、ものすごく大切なことだと思います。
宝くじに当たって、逆に人生大失敗の道を歩んでしまった人の話しとかありますよね。
そんなことが我が子に無いように、「儲かる」と「稼ぐ」の違いを、まずはお手伝いとお駄賃を通じて伝えていってあげてほしいです。
「稼ぐ」の本質を理解した子供たちが大人になった時、
誰かの役に立つ仕事で稼ぎ、
同時に、
株や投資信託などの資産運用で得るお金も「稼いだ」と、
堂々と言える時代が来ることを願っています。
蛇足ですが、
「儲けた」お金を手にした時には、ぜひ自己投資に使うことをお勧めします😊
次の「稼ぎ」の基になります(^^♪
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