親に知って欲しい金融知識『4月からの新成人、カードローンを正しく知ろう😉』
お金を借りることが、悪ではありません。
けれど、無目的・無計画に借りてはいけません。
来月から、民法上の成人年齢が18歳となります。
これまで20歳にならないとできなかったカードローンも、18歳からできるようになります。
より若い年齢からお金を借りることができることを、ポジティブに考えれば、夢への投資をより早くできることになったとも言えるでしょう。
しかし、銀行大手、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は、カードローンを組めるのはこれまで通り、20歳以上とするそうです。
理由は、「利用者保護という観点から」とされています。
確かに、無担保で100万円以上を借りられたり、場合によっては年利10%以上となるなど、利用する側には判断力が求められます。
ただし、大手が見送ったことでどのようなことが起こるか、ちょっと心配をしています。
「大手が見送った」ということは、「見送らない中小はある」ということです。
多くは大手同様、白だと思いますが、中には少々グレーな業者もいるかもしれません。
無目的・無計画にカードローンを組んでしまう若者を逆に救うためにも、マネーリテラシーを培わせるためにも、まず大手が先導して、若者向けのお金教育を含めて仕組みを作るべきだと私は考えます。
計画的にお金を使えない人が利用するのが、カードローンだ😑、と考える人もいるかもしれませんが、それではまるで、日本のリーディングカンパニーが良くないことに手を貸しているようにも聞こえます。
「若者がカードローンで借りたお金が、返ってこなかったら困る」
お金を貸している企業としては、確かにその心配もあるでしょう。けれど、大きな会社ほど、社会的責任も併せ持っているはずです。
貸したお金が戻ってこない、という目先の貸し倒れリスクを心配するより、カードローンを有効に利用してもらうシステムも考えて欲しいと考えます。
同時に親の立場として、
18歳になった子どもが、親の同意無しに一人でクレジットカードも作れるし、カードローンもできるようになった。
と言うことを、知っておいてください。
大手三行がやらなくても、どこなら18歳でできるか。
そんな情報は、あっという間に若者の間で広まることと思います。
何より、お金を借りるということの意味や仕組みを、そしてお金を上手にコントロールできる心構えを、家庭の中で子どもたちに伝えてほしいと願います。
繰り返しとなりますが、お金を借りることが、悪ではありません。
お金を借りてはいけません😠、だけでは、子どものお金教育として不十分だと考えます。