親に知って欲しい金融知識『値上げの続く火災保険』
2022年10月、火災保険は過去最大の値上げが予定されています。
今回は、子どもに伝えてほしいと言うより、情報弱者とならたいために、大人として知っておいてほしいという意味で書きます。
持ち家の方なら、おおよそ8割以上の方が入っている火災保険。近年、値上げが続いています。
理由は、いたってシンプル。異常気象によって豪雨や大型台風が増え、支払われる保険金の額が増えたためです。
意外と知らない方もいるのですが、火災保険は家が「燃えた」場合だけの保険ではありません。台風や突風、大雪や雹などの自然災害により家が壊れた場合も補償してくれます。
もちろん各社とも、社内で人件費や経費などの削減に努めていることと思いますが、想定を超えた保険金の支払いによる値上げはやむを得ないことなのでしょう。
そして、、、
今年10月には、過去最大の値上げが予定されています。
地域によっても値上げ幅は異なりますが、全国平均で約10%程度の値上げになるそうです。
もっとも値上げ率が高いのが沖縄で、最大36%以上。やはり台風被害の影響が大きいようです。
それともう一つ。
これまで最長10年の保険契約ができていたのが、5年に短縮されます。
同じ値段で火災保険を10年を掛けることができていたのに、それが最長5年までとなってしまうのです。
できるだけ長い契約をしておいた方が、どんどん値上がりする火災保険料を抑えることができたのに、今年の10月以降の新たな契約ではそれができません。
今お話しした2点、値上げがされることと長期契約ができなくなること。裏を返せば、
値上げ前に、長期契約する
現在入っている火災保険の内容にもよりますが、満期まで待たずに今のうちに見直しをしたほうがいい場合もあります。
気になる方は保険代理店や営業へご相談のうえ、向こう10年程度の保険料シミレーションをしてみてはいかがでしょうか。
火災保険料も、生活のうえでの固定費です。知っていれば削減できるかもしれません😁