ぺもの破産

ペンギンのグッズを“ぺもの”と呼ぶ。
最近はぺものが非常に増えた。
なぜかというと、巷には100円ショップが溢れているからだ。
100均ペンギングッズは意外に多い。
そもそも100均の商品が豊富すぎるのだが、つい5年くらい前まではそこまで多くなかった気もする。
ペンギンなんて、グッズになったとしても、シロクマとかイルカとかと抱き合わせだったはずなのだ。
そうだったと記憶しているのだが、今やペンギンシール、ペンギンぬいぐるみ、ペンギン柄折り紙などこれでもかというほどに、増殖を続けいている。コウペンちゃんも加わり、グッズのバリエーションは広がった。さらには今までなぜなかったのだろうという商品や、ペンギン好き以外買わないだろうという商品もある。
ここまでくると困ってしまうのが、ペンギン好きのさだめだ。
かわいいと思いながら買っていくと、ついつい1000円を軽く超えてしまう。
ぺものでお金を使ってしまう。
ぺもの破産だ。

泣く泣く買うのを見送った商品もある。
ペンギン成分が少ないだとか、ペンギンはいいのだが使い道に困ってしまうだとか。
やめてくれ。
安易にペンギン柄にするのをやめてくれ。
だって私が買ってしまうじゃないか。

一番怖いのは夏だ。
最近はシロクマが人気だが、だからと言って安心するわけにはいかない。
ペンギンは可愛いふりしてやってくる。
そこにあるのは、勝利か敗北か。
それはペンギンだけが知っている。