映画『白鍵と黒鍵の間に』 何がノレない理由だったんだろう?(ネタバレ感想文 )
わりと楽しみにしてたんですよねえ。
冨永昌敬作品は、『パンドラの匣』(2009年)と『乱暴と待機』(10年)が好きでした。ま、私が太宰治好き、本谷有希子好きってこともありますけどね。
でも、その後ご縁がなかったというか、いやまあ正直言って、遡って観た『パビリオン山椒魚』(06年)が、私にはイマイチというか、ちょっとあんまりというか、ハッキリ言えば全然合わず、さらにオムニバス映画『BUNGO ~ささやかな欲望』(12年)の一編が決定的にダメで(ただ、石原さとみは可愛かった)、