不人気営業職。でも海外勤務では実は営業が楽しくやりがいも◎なんです①
皆さまこんにちは。ピープリーのヒロコです。
昨日インドネシアでは新たな大統領が誕生しました。前大統領ジョコ・ウィドド氏は10年大統領を務め、大幅な経済成長とMRTなどのインフラ整備を達成。国民からも一定の高い評価を得続けた方でした。先週のジャカルタには「ありがとうジョコウィ」と彼の功績を称える看板があちこちに出現。誰が設置したんだろうと話題になっておりました。
さて、日本人の間で「営業嫌い」の方が増えているという話を聞きます。たまたまなのか、ここ最近転職相談でお話させていただく方々からも「営業以外で」みたいなご希望が増えています。嫌われ度No.1の営業職ですが、タイトルにもあるように、「海外勤務では営業が楽しくてやりがいもあり、その後のキャリアアップも◎」であることは、複数国で転職コンサルタント経験を持つ私が100%断言できます。ということで、今日は営業職について、嫌われる理由と魅力についてお話できればと思っています。
「営業はしたことないけどなんとなくいやだ!」という食わず嫌いなあなたにこそ読んでいただきたいです!
なんでみんな営業を嫌うの?
「月のターゲット(ノルマ)」「テレアポ」「キツイ」「プレッシャー」みたいなイメージだからでしょうか。海外での営業と照らし合わせて一つ一つ見ていきましょう。
「月のターゲット(ノルマ)」→もちろん目標数字は存在します。けれど仕事の目標が存在するのはどの職種でも同じこと。そして必ず各社「このターゲットを達成するために毎週こういう行動をこれだけやりましょう」というKPIが必ず存在しています。しかるべき行動をしかるべき量できているかどうかを毎週上司と確認しながら月の数字を追います。適切な行動を適切な量こなせていればターゲットは達成します。日々や一週間の「行動量と中身」にフォーカスしていれば数字は自然とあとからついてくるものなんです。
「テレアポ」→私も経験がありますが、いやですよね笑 受付を突破できた経験が少なくとても心が折れました。テレアポが嫌すぎて自分の得意な違う方法で新規顧客を掴んでたほどです。ご安心ください。海外ではあまりテレアポをするシーンはありません。というのも、インドネシア語もできない日本人が電話したとて対応するのはインドネシア人だから「やっても意味がない」からです。
その代わり横のつながりの強い海外日本人社会においては「県人会」「大学の同窓会」「趣味の会」など沢山の会が存在しているので、そういった会に顔を出して自分をブランディングし受注に繋げていきます。既存顧客との飲み会・食事も頻繁にあり、そこで信頼関係を深めて深耕営業に繋げていきます。
会社を超えた人の繋がりが強いのが海外の良いところだと思っています。取引先として出会った人がメンターになったり、大学繋がりで会ったのがきっかけで仕事が生まれたり・・海外で日々頑張っている人たちのエピソードやパーソナリティはとても魅力的な方が多く、人との出会いが海外で営業をする一番の魅力です。
「キツイ」「プレッシャー」→これは営業職に限らずどの職種でもキツイ部分もあれば楽しい部分もあるしプレッシャーもあるわけなので、完全にイメージの問題かと思います。
ただ、数字という逃げられない指標が営業にはついて回るので、接客や総務などと違い、達成できた・できなかったがクリアにわかってしまうのは確かで、それがプレッシャーとなることは確かかも知れません。その分インセンティブなど「頑張ったら頑張った分だけ自分に返ってくる」のが大きいのが営業職の魅力でもありますが、数字は嘘をつかず言い訳の余地がないため日々適切な行動の質と量を追い続ける必要はあります。「自分から逃げずに日々行動し続ける、日々PDCAを回し続ける」のが営業職の本質だと思います。
自分から逃げずに日々行動し続けるということ
海外勤務されたい方に「なぜこのタイミングで海外に出ようと思ったのですか?」と聞くと、「一度しかない人生だからもっとチャレンジしたい」「日本でしか生活したことのない自分の枠を超えてみたい」といったものを良くお話いただきます。
「チャレンジ」「枠を超える」を一番経験させてくれるのが営業職です。
私も人事だったり管理系からキャリアをスタートさせたので、なんとなくのイメージで「営業だけは死んでも嫌」と決めつけていました。それが前々職での人事異動で営業をせざるを得なくなり、「成果出さなきゃクビになる」との気持ちから必死に頑張っていたら「あれ?営業ってむちゃ楽しい??」と色んな人に出会える楽しさや、やったらやっただけ自分への信頼や給与に返ってくるやりがいに気づき今に至ります。
そして日本での営業よりも海外の方が楽しさも爆増。複数国勤務している人も多いし、皆さん「何かしらの想い」があって海外事業に携わっているので話も楽しい。そのような日々を通じて自分自身もストレッチされます。「私ももっと色んな景色をみてみたい」と。
いかがでしょうか?営業に少しでも興味を持っていただく方が増えると嬉しいです!
長くなってしまったので、「営業って専門性がない」「海外で営業経験した先にどんな選択肢や可能性があるの?」といった点については来週お届けいたします。
今週も素敵な一週間になりますように。