見出し画像

33周年に、ブランドメッセージを見直す ~「ピープルツリーが目指すこと」をリニューアル~


ピープルツリーの広報・啓発担当のスズキです。

11月1日に、環境・国際協力のNGO「グローバル・ヴィレッジ」からスタートした「ピープルツリー」は33周年を迎えました。

ここまで続けてこられたのも、これまで支えてくださったお客さま、お取引先、日々努力を重ねる生産者たち、スタッフをはじめすべての仲間たちのおかげです。ありがとうございます! そしてこれからもよろしくお願いいたします。

33周年特設サイトに感謝のメッセージを掲載 https://peopletree.co.jp/pages/special-33th

33周年を機に、ピープルツリーというブランドを語る言葉を見直しました。想いは創業の頃から変わりませんが、より多くの方に届きますようにと。

新たなメッセージをお伝えするために、11月にトークイベントを開催&ホームページの「ピープルツリーが目指すこと」をリニューアルしましたので、noteで詳細をお伝えしたいと思います。

トークイベントを開催しました

↓ 再生マークのタップorクリックで、この記事内で動画をご視聴いただけます。「YouTubeで見る」をタップorクリックいただくと、新たなタブが開き、詳細から目次がご覧いただけます。

これからどのようなメッセージとして発信していくのか、エシカル協会代表理事で、ピープルツリーのアンバサダーでもある末吉里花さんをゲストに、ピープルツリー共同創設者でフェアトレードカンパニー株式会社 代表取締役社長のジェームズ・ミニーとスズキの鼎談。

まずは33年前を簡単に振り返り。
その後、新たに書き直したタグライン(ブランドの持つ価値観を短く印象的に伝える言葉)、ビジョン、ミッション、コアバリューを初めて公開しました。

↑ タグライン

会社のブランドメッセージを紹介するという、ある意味マニアックなイベント。どれだけの方が興味を持ってくださるのか?と実は不安でしたが、イベント内での質疑応答やその後のご感想から、参加者の方々が「自分の大切にすること」「これからどう生きていきたいか」と重ねながら聞いてくださったことに、主催者としてとても感激しました。

ここからは、イベント内でお話したことと補足をご紹介します。

ブランドメッセージを見直した経緯

ブランドを語るメッセージを見直し始めたのは、今年の4月くらいから。最初は外部の方も交えて、社内で何度も話し合いを重ねました。

それぞれが漠然と考えていた「ピープルツリーらしさ」。
暗黙の了解になっていたことを、敢えて言葉にして出し合うことで、そこに大きな差がないことを確認できました。

一方で、新たなメッセージとして落とし込むときに何度も問い直したのが、誰の目線からの、誰に向けた言葉?ということ。

同じことを言うのでも、使う言葉が変わってきます。例えば、「私たち」はピープルツリーのことなのか、お客さまも含むのか、「みんな」は誰と誰のことなのか。受動的なのか、能動的なのか。

語る相手や時と場合によって変わるのに、距離を近くに感じているからこそ伝わっているハズと、これまでの情報発信はごちゃまぜになってしまっていたように思います。

今回、コアバリューで明確にステークホルダーを分けたのにはここに理由があります。

初めてピープルツリーに接する人にも明確に伝えるために、できる限り具体的な言葉を使っていくべきでは?と、あれもこれもを盛り込んでいくと、抜け・漏れが気になって収拾がつかなくなり、膨大な文字量に。

全部を盛り込むのは無理だからと、視座を高くして抽象的な表現にすると、ふわっとしてしまって人によって解釈が分かれるのでは?と、また具体的にはどういうことなのかを語り始め……の繰り返しでした。


フェアトレード専門ブランドであることの表明

もうひとつ意識したのが、「ピープルツリーはフェアトレード専門ブランド」であると伝えること。

当たり前すぎてしまって、これまではその大前提を伝えそびれて、次の段階の話から進めがちだったのでは?との反省から、ストレートに「フェアトレード」という言葉を入れることにしました。

ビジョンを実現するために、ミッションではピープルツリーが何者なのか、どういう手段で何をするのか、を明確にしました。

さらに、ホームページを訪れた人が常に目にするタグラインにも、フェアトレードを入れました。

以前のタグラインは「毎日の暮らしに物語を」でした。「Every product has a story. すべての商品の背景に物語がある」の意訳で、愛用してくださる方の暮らしも豊かになるようにとの思いを表す言葉でした。
  
フェアトレードは、どこで、誰がどんなふうにつくってくれたのかがわかる、顔の見えるものづくり。希望にあふれたつくり手が、やりがいを持ってつくってくれています。

毎日の暮らしの中に、そんなストーリーある商品を取り入れてほしい、愛着の持てる大切なものに囲まれた暮らしは、きっと心豊かなハズ……そんな思いを込めたメッセージでした。

今回のリニューアルでは、ピープルツリーと初めましての方にも伝わる自己紹介に。「フェアトレード」という言葉を入れるかどうかも含めて、全スタッフからアイデアを募集しました。投票も参考に、プロジェクトメンバーによる話し合いを経て、フェアトレードという手段で何をしたいのかを、シンプルに伝える言葉になりました。

公式サイトで「ピープルツリーが目指していること」をリニューアル

ピープルツリーが目指していること https://peopletree.co.jp/pages/about-mission

これからが新たなスタート。

ピープルツリーは、これまでともに歩んできたみなさま、新たに知り合うみなさまと一緒に、これからもずっと同じ方向に向かって楽しくわいわい、歩み続けたいと思います。

今後ともご支援・ご指導のほど、よろしくお願いいたします!


いいなと思ったら応援しよう!

noteマネーのバナー