修理作業は問題なかったけれど・・・。

この物件では、本当にいろいろな業者さんとの関わりがあります、と書いてきましたが。

今回は、ディスポーザの修理の時のお話です。

ある時、ディスポーザの不具合で、業者さんを呼ばなければならない状況となりました。ご入居者にご都合を伺いましたが、お忙しく、在宅できないので、フロント立会いで行って欲しいというご依頼を受けました。

私が担当することになったので、業者さんが到着された際に、お部屋までご案内し、鍵を開け、作業をお願いしました。

とても丁寧な方で、不具合の状況を真剣に聞いて、考えられる原因について、説明くださいました。私は他の仕事があったので、一旦現場を離れることを伝えて、作業をお任せしてフロントへ戻りました。

先輩コンシェルジュが、ご入居者がお急ぎのところ、早く手配がついて、修理も問題なく終わりそうで良かった、と話すのを聞くうちに、勤め始めてまだ日が浅かった私は、言うべきかどうか、迷い始めました。

個人的なことなので、これを話題にするのも、と気が引けましたが、ご入居者のことを考えたら、心配になってきたので、「修理は大丈夫だと思うんですが、その、修理の担当者の方の臭いがかなり強くて・・・。多分ワキガです・・・。あのままで大丈夫でしょうか。」と、思わず相談しました。

えっ、と驚いた先輩は、修理が完了した時に、今度は自分が、と確認に行ってくださいました。が、急いで戻ってみえて、やはり相手の方の臭いが激しく、説明の間、目も開けていられない程だった、と報告がありました。

ご入居者は、若い女性の方だったので、尚更そのままにしておくわけにいかず、籠った空気を逃がすため、暫く窓を開け放しておき、後程閉めに行くことになりました。

人のお宅にお邪魔する仕事というのは、こういう問題も付きまとうな、と考えさせられた事件でした。

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