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うつ病闘病後、マンションコンシェルジュとして8年半勤務。生活密着の仕事を通して、間近でいろいろなドラマに遭遇。繊細さん感度と少しネジが外れた感性を生かし、創作活動中。

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うつ病闘病後、マンションコンシェルジュとして8年半勤務。生活密着の仕事を通して、間近でいろいろなドラマに遭遇。繊細さん感度と少しネジが外れた感性を生かし、創作活動中。

マガジン

  • 高級マンションコンシェルジュとして働く醍醐味、伝えます。

    高級マンションコンシェルジュとして現在勤続5年。笑いあり、涙ありの仕事の、楽しい日常をリポートします。

最近の記事

people person→言葉レリーナへ

こちらのアカウントを、新しく作った言葉レリーナというアカウントへ統合することにいたしました。 今はマンションコンシェルジュのお仕事は離れてしまったのですが、思い入れは深く、その中身の濃さと楽しい思い出は忘れられないものがあります。 新しいアカウントの方に、また違った形で綴っていきたいと思っています。 長く更新しない間もフォローいただいていた皆さま、ありがとうございます。 もし良かったら、こちらのアカウントをフォローくださいませ(^ー^*) これからも楽しんで創作して

    • 退去後の自転車

      人生いろいろなドラマがありますので、予定していなかった引越しが、突然発生する場合もあります。 引越しが決まると、新居を探したり、駐車場を確保したりサイズを確認したり、引越し日程を調整したり、引越し業者の相見積もりを取ったり・・・などなど、 一気に忙しくなります。荷造りの際も、居室内だけでなく、トランクルームや駐輪場、駐車場に倉庫などにも、荷物を保管されている場合は、忘れずに行うのは、なかなか大変です。 時々巡回を行い、駐輪場も、指定の場所に停められているか、共用スペースに

      • メンテナンスについて、驚くこと。

        マンション管理に5年携わってみて、毎日の生活を、不便・不具合・不安なく快適に送れるようにするためには、実に細かいところまで手配が必要だということ、それも、一時的なものではなく、先々まで設計・計算されていなければならないことに、気づくようになりました。 ある退去後のお部屋を、チェックして回っていた時のこと。吊戸になっている扉の、床の部分に取り付けられている、金属の床付ガイドと呼ばれる部品が、歪んでいることに気づきました。大きな木製の扉を開け閉める際、特に閉める時に、重い扉の動

        • ボランティア活動

          シフト勤務の長所を活かして、2年程ボランティア活動をしていたことがあります。 うつ病から回復し、身体が動くようになった私は、今まで溜め込んでいたエネルギーを吐き出すかのように、精力的にいろいろ行動を起こしました。その一つが、うつ病やニート、精神疾患患者の方達が、社会復帰のために通う訓練施設で、ボランティアスタッフとして働くことでした。 ありがたいことに、未だに繋がりのある元同僚(?)がいます。一人は、自身もアスペルガー症候群ですが、広汎性発達障害の息子さんを持つ、同い年の

        マガジン

        • 高級マンションコンシェルジュとして働く醍醐味、伝えます。
          2本

        記事

          エアコン不具合時のイタチごっこ

          修理の中でも、エアコンの不具合は、なかなかトリッキーで。 冷えない、温まらない、異音に異臭、がその症状なのですが、原因も様々で、対応には苦戦します。 業者さんを呼んで、修理でなかった、となると、オーナーさんからも無駄な出費と責められてしまうので、毎回試行錯誤です。 これまでにあった不具合の原因では、 ・外気温との差、居室内の温度差 外気温との差があまりないと、運転しない、すぐ停止してしまう。設置されている環境によって違うので、例えば、別の場所で、同じ設定だともっと冷

          エアコン不具合時のイタチごっこ

          “ありがとう”の価値

          以前、 “外国人は、日本のように“義理”感覚がない方が殆ど”と、書きましたが。一括りにできないことは分かった上でですが、私の経験上でいくと、主に欧米人は、“行楽地に遊びに行ったから”“お休みを取って出かけたから”といった理由で、半ばプレッシャーを感じながら何かお土産やお礼を買って行く、といったことは、殆どない気がします。 また、“ありがとう”という言葉の使い方についても、イギリス人の友人から、ほぉー、と納得する意見をもらったことがあります。 その友人によると、日本人は“あ

          “ありがとう”の価値

          誰を基準にするのか、ということ。

          これが30代後半になってクリアになるというのは、恥ずかしいことですが・・。 ロールモデルを持って行動することの大切さ、また、そういう存在がいる・いたことのありがたさを、痛感するようになりました。 仕事の仕方は千差万別で、観察していると、その人の仕事への姿勢や、人間として相手を思い遣る気持ちの有無が、色濃く表れると実感しています。 この仕事に就いた当初、複数の先輩から仕事の説明や指示を受けましたが、印象に残っていることがあります。 まず一つは、機械式駐車場内の電球が切れ

          誰を基準にするのか、ということ。

          退去時の、感動物語。

          退去されてもう2年近く経ちますが、今でも忘れられないご入居者がいます。 物件をとても気に入って住んでくださっていた方ですが、賃貸物件で購入ができないということで、近くにできた新築分譲マンションに、引越しをされることになりました。 ご夫婦で住んでいらっしゃいましたが、退去の際に、奥様がフロントにいらして、「この物件を離れるのに、心残りが一つだけ・・。〇〇さん(私の名前)と離れることになるから」と、泣いてくださいました。(:_;)本当に良くしてもらったから、とお菓子をいただき

          退去時の、感動物語。

          みんなの協力で、建物管理。

          建物管理には、いろんな人の目が必要で、一緒に働くスタッフ他、ご入居者のご協力も、本当に欠かせないな、と実感しています。 ある時、清掃スタッフのおじさんに、重大な欠陥を指摘していただいたことがありました。ロビーの窓全面に、格子状になっている柱と板があるのですが、その板が、数か所剥がれてきているという内容でした。 確認し、報告したところ、地震などで落ちたら危ないということで、施工会社さん判断で、上階まで櫓を組んで、2回に渡って大がかりな修繕工事をすることになりました。 エレ

          みんなの協力で、建物管理。

          案内って、難しい。

          大きな物の搬入には、裏口を使っていただくので、業者さんからインターフォンで連絡を受け、お部屋に在宅確認をして、お部屋前まで通します。 お部屋まで届けてください、とお伝えした後、入り方の説明をするのですが、これがなかなか上手くいきません。「右の扉を開けますので」と言っても、左の扉を見る。インターフォンのすぐ左にガラス扉があり、館内が見えているので、それが目に入ると、耳からの情報よりもそちらが優先されてしまうようです。 「右です右ー!」「そっちじゃなくて、もう一度下がって・・

          案内って、難しい。

          単純目視では見つからないモノ。

          巡回は、問題がないかを確認するための業務ですが、ルーティンとなってしまうと、ざっとの目視で仕事をした気になってしまい、見つからないモノがたくさんあるので、注意が必要だと感じています。 ある日、簡単な巡回の途中で、ごみ箱のごみを捨てるという手順を済ませた時でした。何か違和感を感じて、もう一度ごみ箱を取り上げて、よくよく確認してみたところ・・・。ごみ箱の底が、半分開いていました!缶や瓶からジュースなど液体がこぼれたり、雑誌などの重みで劣化してきていました。当たり前ですが寿命があ

          単純目視では見つからないモノ。

          ヘタレの私に、温かい応援が。

          マンション管理士・管理業務主任者の勉強を始めます!と、豪語した私でしたが。 勉強用を、一冊ほぼざっと読み終えたところで、実際の問題を解いてみないと、感覚が掴めない、と過去問題集を取り寄せてみました。3問程チャレンジした後・・・ふぅぅーーっっ。。これは、ムズカシイ。国家資格は運転免許以外持っていないので、なるほど、これがそのハードルか、と納得したのでした。 フロントで、若干魂が抜けたような状態になっていた時に、タクシーの運転手さんから、到着連絡をして欲しい、と頼まれました。

          ヘタレの私に、温かい応援が。

          口コミ

          ちょっとした雑談の上手さには、自信がある私です。 先日は、年齢不詳の、まさに“夜の蝶”と呼ぶに相応しい、ある女性のご入居者から、素敵な香水を教えていただきました。 フロントで宅配伝票を記入していらっしゃる時に、余りにいい香りがするので、「とってもいい香りがするんですけど、どこの香水を使ってらっしゃるんですか?聞いてもいいですか?」、と質問してみたところ。 とても喜んでくださって、「これねぇ~、ホントにいい香りでしょ?友達から教えてもらったの~!」 「香水を、首なんかにつ

          サービスレベルの設定

          先日、あるご入居者から、車の鍵とシャッターリモコンをお預かりしました。 “車のディーラーさんが、点検のため車をピックアップに来るので、鍵を渡して駐車場を案内してあげて欲しい。終了後にまた戻しに来るので、納車の後鍵を預かっておいて欲しい”というご依頼でした。 いつものことなので、通常通り対応したところ、ディーラーさんとの雑談で、鍵を預かってこういう対応をしてくれるフロントは、意外にないということを知り、ビックリしました。 常駐でコンシェルジュがいても、鍵を預かったりするの

          サービスレベルの設定

          仕事の仕方の違い2

          以前同僚から、「あなたがやり過ぎると、そのレベルがスタンダードとなってしまう。それでは周りが困る」といったことを言われ、納得したと書きましたが。 今まで、常に同じお客様を、同じメンバー内で代わる代わる対応する、といった仕事の経験がなかったので、そう言われて、確かに彼女の言う事にも一理あるな、それは頭に入れて行動せねば、と思いました。 ただ、やはり仕事の仕方に個人差は出るもので、それを無理やりならして、サービスを全く均一にする、といったことは無理だし、それではロボットみたい

          仕事の仕方の違い2

          恩人の話。

          以前書いた、“人生の恩人”の友達ですが。 今回は、彼女の、最近の挑戦について書いてみたいと思います。 彼女は、娘さんの事情で、仕事を辞め、家も引き払い、久しぶりに上京しました。いつもスーパーポジティブな人なのに、彼女の状態や口調から、さすがにちょっと参ってるのが伝わってきます。 再就職がなかなか難しい年齢だからと、とにかく年齢不問の仕事を始めた彼女でした。 1軒目のコールセンター。 ハローワークの案件であった上、面接の時点で採用になったと聞いて、若干気になってはいた

          恩人の話。