引越し先のバスルームを、同じようにリフォームしたい!後編

ご夫婦はスイスにいらっしゃるため、メールでのやり取り開始となりました。

こんな複雑な内容を、施工素人の私が、第二言語の英語でやり取りをするわけで・・・。なかなかの挑戦となりました。

パーツは特別に個人で購入させてもらえることになりましたが、長さや特別加工など、オーダーメイドが必要か、今発注したら納期はいつ頃、支払いは現金で、彼女のフライトが何時で、到着可能時間に合わせて営業さんに納品に来ていただく、などなど、いろいろと詰める必要がありました。

何度も何度もやり取りを重ね、最終的に3本程異なるパーツを用意して持って来ていただきました。手間代で赤字になってしまうようなお仕事でしたが、その部品メーカーの営業さんは、とても丁寧に対応してくださり、驚きました。外国人のお客様がわざわざ買いに来日され、直接お渡しをお願いしたい、と伝えたら興奮していらしたので、お礼として刺激は与えられたかな、と思います笑。

彼女が到着した時、久しぶりの再会を喜んだ後、商品のお引渡しに移りました。パーツの長さや加工について確認の上お渡しし、壁の厚さによって使い分けられるように、長いビスまで用意してくださっていたので、現地の業者さんに、そのように説明くださいね、と伝えました。

ロビーで物を広げてワイワイやっている間に、連絡をされていたようで、上の階からスウェーデン人の奥様が下りていらっしゃいました。旧交を温め合われた後、ご本人が、スイスのバスルームをリフォームするのよ!このパーツを買ったの!、とスウェーデン人の奥様に、語り始めました。スウェーデン人の奥様は、アーティスティックな方で、ご自分でいろいろとDIYをされる方のようで、興味津々でパーツを触り始めました。

そして、ほんの数分で、私もこれ1本欲しい!追加で注文して!と頼まれました。余りに即決なので、えぇっ!?本当に買われるんですか!?と聞きましたが、うん!と全くブレないお返事。営業さんに、再度追加オーダー分をお願いし、後日持って来ていただいたのでした。

お二人にとてもご満足いただき、無事にミッション完了となりました。特にスイスの元ご入居者からは、本当によくやってくれたと感謝され、以降プライベートでメールをやり取りし、来日された際には、勤務の合間に一緒に散歩をしたりして、近況を話しあっています。

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